ビジネス

2022.02.08

ピーター・ティールがMeta取締役を退任、「政治活動」に注力

Alex Wong/Getty Images

フェイスブックの初期投資家の一人として知られるビリオネアのピーター・ティールは、メタ(Meta)の取締役を退任する予定だ。メタが2月7日に発表した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)が匿名の関係者から入手した情報によると、ティールは11月の中間選挙でドナルド・トランプ寄りの候補者を支援することに注力する予定という。

フォーブスの試算で保有資産が26億ドルのティールは、メタの2022年の年次株主総会で退任する予定だとメタは発表した。

ティールは2016年の共和党全国大会で自身がゲイであることを宣言すると同時に、トランプへの支持を明確にし、翌年にはトランプの「イスラム教徒の入国禁止令」を擁護していた。これに対し、フェイスブックはトランプをプラットフォームから追放しており、ティールの取締役としての立場は、議論を呼ぶものとなっていた。

【関連】トランプ応援演説で「ゲイ宣言」のピーター・ティール、驚愕スピーチの中身
 
ティールはフェイスブックの初期の大口投資家の一人で、2004年に50万ドルを出資していた。

2021年にティールはトランプを支持する上院議員候補のブレイク・マスターズと、「ヒルビリー・エレジー」の著者で親トランプ派の投資家のJ・D・バンスに1000万ドル(約11億5000万円)を寄付していた。ティールはまた、保守派の間で人気の動画共有プラットフォーム「Rumble(ランブル)」にも投資している。

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事