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2022.02.08

【2月第1週資金調達まとめ】データサイエンスソリューションのサイカ、37億円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、2月1週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

ソフトバンクロボティクスグループ


調達額:100億円
調達先:アイリスオーヤマ
備考:資本業務提携

ソフトバンクグループにおけるロボット事業を統括する持株企業。

子会社の投資育成を目的とした管理活動ならびに、ロボットプロダクトの研究開発活動を行う。

近年、少子高齢化の進展による生産年齢人口の減少や、新型コロナウイルスの感染拡大と長期化の影響により労働者不足が深刻になっている。

さらに、社会経済活動の様々な分野でDX(デジタル・トランスフォーメーション)化が進展し、ポストコロナ時代を視野に入れた、新たな需要創造が求められている。

そこで同社は人手不足や感染対策に役立てるためのロボット開発を推進している。

2022年2月にはアイリスオーヤマを引受先とする第三者割当増資により100億円の資金調達を実施。

また、資本業務提携によりさらなるロボット市場における中長期的な需要創造と社会課題解決を目指していく。

サイカ


調達額:37億円
調達先:みずほキャピタル / シニフィアン
備考:シリーズEラウンド / 他、国内外の機関投資家を含む / みずほキャピタルは、グロースキャピタルTHE FUND投資事業有限責任組合を通して出資

マーケティングSaaSアプリケーション「ADVA MAGELLAN」の開発、運営を行うスタートアップ。

「ADVA MAGELLAN」は広告の効果をTVCMやラジオ、広告塔などのオフラインのものとオンライン広告のものを横断的に比較し、どれだけコンバージョンにつながっているのかを分析してくれるものになっている。

さらに特徴的なのはその結果をもとに、どの広告手段にどれだけ予算を配分すればよいのかという提案まで行ってくれる。

従来では、オンライン広告などを分析しても最終的に恣意的に決断される事の多かったものが、しっかりとデータを見た上で最適解を見つける事を可能にした。

2022年2月には、シニフィアン及びみずほキャピタルが共同で運営するグロースキャピタルTHE FUND投資事業有限責任組合をリード投資家に、国内外の機関投資家を引受先とする37億円のシリーズE資金調達を実施した。

本調達により、組織強化を図り、広告代理事業であるADVAの成長をさらに促進させる。
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文=STARTUP DB

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