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2022.02.08

「30 UNDER 30」から「お悩みピッチ」まで。Backingのコミュニティが生み出す新時代のエコシステム

(左)Forbes JAPAN本誌編集長 藤吉雅春(中央)アメリカン・エキスプレス法人事業部門ジェネラル・マネージャー兼副社長 須藤靖洋(右)こゆ地域づくり推進機構代表理事 齋藤潤一

Forbes JAPANとアメリカン・エキスプレスはタッグを組み、2021年もさまざまな“Backing”を行ってきた。

ビジネスオーナーたちはいま、どういった支援や助けを欲しているのか。時代が求めるバッキングに迫る。


その規模にかかわらず、すべてのビジネスオーナー・経営者を認め、リスペクトするアメリカン・エキスプレス。2021年は、あらゆるビジネスに光を当てる“Brighten up all business!”をメッセージとして掲げ、Forbes JAPANとコラボレーションしてきた。

2020年に続き、2021年も開催された「お悩みピッチ」は、その思いを最も体現しているプロジェクトといえる。業種もステージも異なる経営者が集い、対話から課題解決の糸口を探す同イベントには今年、後継ぎからスタートアップ、フリーランスまで20人以上の経営者たちが参加した。

立ち上げからコミュニティを見守るアメリカン・エキスプレス法人事業部門ジェネラル・マネージャー兼副社長 須藤靖洋、各ピッチでファシリテーターを務めたこゆ地域づくり推進機構代表理事 齋藤潤一、コンセプトを考案した本誌編集長 藤吉雅春による座談会で、現代のビジネスシーンが求めるバッキングの本質を探る。

DX、地域のシームレス化……
いま求められるバッキングとは


―2021年を振り返り、経営者の皆さんが求めるバッキングにはどのような変化がありましたか?

須藤靖洋(以下、須藤)規模や業界に関係なく、企業のDX化やキャッシュレス化が加速しています。ただ、対応したくとも、身近に相談相手がいないことが課題として浮き上がってきています。情報取得も難しく、何をどう進めればいいのかもわからない企業も少なくありません。そこへの支援は不可欠だと思っています。

齋藤潤一(以下、齋藤)コロナ禍の影響もあり、地方と東京みたいな区分が、よりシームレスになりました。地方にチャンスを見いだして起業し、そこから新しいコミュニティが生まれ、イノベーションを起こしていく。そうした動きへの後押しが求められていますし、さらに加速すると感じます。

藤吉雅春(以下、藤吉)現在、中小企業を中心にM&A成約率が増加していますが、同時に解消率も増えている傾向があります。一緒になる前に、もっとコミュニケーションが取れる場をつくってほしい。私の元には、そんな声がよく届いていますね。

須藤:マッチングの観点からいうと、アメリカン・エキスプレス(以下、AMEX)にはビジネス・カード会員様へさまざまなビジネスコンサルティングを無償で提供するチームがいますので、ぜひ活用いただきたいです。一例ですが、お客様からDXで勤怠管理プロセスを改善したいといった要望があり、企業規模や事業戦略などをお聞きし、勤怠管理サービスを提供する企業とのマッチングをお手伝いしました。

藤吉:まさにいま求められているバッキングですね。

須藤:このチームは、毎日お客様にお電話をして、業種や地域、ニーズに応じたビジネスマッチングを提案しています。DXを進めるうえで、我々がバッキングできることはたくさんある。2021年はそこに注力してきましたし、来年もさらに進めていきます。といっても、困られていることを伺って支援するのは、いまになって始めたことではありません。例えば熊本で震災があったときは、地元在住のお客様全員にお電話をしてヒアリングし、水や食料など必要な物資を無償でお送りしてきました。

藤吉:知らなかった。それはAMEXの哲学ですか?

須藤:もはやDNAですね。ある地域で災害が発生したら、「支援をしていいですか?」と社内ですぐに声が上がります。東日本大震災の発災後約3カ月は、私もそれだけを担当していました。

齋藤:僕は十数年前からAMEXのカードを使っているのですが、一度「勝手にカードが使われていますよ」と連絡をいただいたことがあって。カード会社が不正利用にまで目を光らせているなんて、ものすごい信頼感を抱きましたね。

須藤:お客様にヒアリングすると、「なぜカード会社がそんなことを?」といった声をよくいただきますが、答えはひとつしかありません。「お客様のため」です。

齋藤:助け、信頼される。まさに、センチュリオン(※1)の精神ですね。

須藤:ありがとうございます。セキュリティとトラストは社員のDNA。お客様に何かして差し上げたい気持ちが強いのです。

齋藤:「お悩みピッチ」は、その表れですよね。直接的に何かするわけではないのに、力強いバッキングになっているのも面白いし、いまこの国全体が必要としている気もします。


須藤靖洋 アメリカン・エキスプレス法人事業部門ジェネラル・マネージャー兼副社長

時代が求め始めた「お悩みピッチ」の価値


―悩みを抱える経営者「お悩み人」が課題を共有し、業種もステージも違う経営者らによる「お助け隊」からヒントを得られる場として2020年にスタートしたのが「お悩みピッチ」です。今年の開催を通して、新しい気づきはありましたか?

齋藤:あらためてすごいと思ったのは、AMEXとForbesが共同で形成してきたコミュニティの構造です。「30 UNDER 30」から始まり、「Rising Star」、「SMALL GIANTS」、そしてフリーランスも含めてすべての経営者を支える「お悩みピッチ」へとつながっていく。これってエコシステムですよね。しかも、この循環の輪にAMEXの「挑戦者を力強く応援する」精神が入っている。駆け上がるらせん階段のなかで、それを支えるのが信頼なんだと感じました。

須藤:Forbes JAPANさんに間に入っていただくことで形にでき、齋藤さんとも出会えました。大きな意味があると感じていますし、とても感謝しています。

藤吉:「メディア」の本来の意味は「つなぐ」ですからね。我々の業界の反省点として、川上から川下に流すだけでは無責任過ぎるとずっと思っていて、役割を果たせる場をつくりたかった。その思いが形になったのが「お悩みピッチ」なんです。

須藤:各回違いがあり、個人的にもたくさんの学びがありました。企業規模や業界、経営者か会社員か、年齢も問わず、考え方やお話を聞くことはすべての人の成長につながっていくと実感しています。

齋藤:ほぼオンライン開催にもかかわらず、いいコミュニティができたのは、もはや社会現象と言ってもいいですよ。その核となったのが、「お悩みピッチ」に組織論で大事な「心理的安全性」と「成長できる場」が暗黙知で混在しているからじゃないかと。

藤吉:AMEXのDNAと一緒で、よこしまな考えがあると心理的安全性には結びつかないですよね。齋藤さんにはそれをバッキングしてもらったなと、本当に感謝しています。事前に各回のお悩み人とお助け隊の情報を徹底して収集し、それを土台にしたファシリテーションには毎回目を見張りました。

齋藤:僕が強く意識したのは、自己開示なんです。どこまで「お悩みピッチ」が安全で安心な場だと思ってくれるかどうか。双方が自己開示をし合えたから、全員が本気になりましたよね。それに、経営者として僕自身も悩み続けているから気持ちがよくわかる。

須藤:2021年は特に、若い世代のお悩み人が多かったですが、同世代が聞いてもすごく刺激になるんじゃないかとも思いましたね。というのも、私の娘が25歳なのですが、これは彼女にとっても絶対に学びになるなと感じる話ばかりだった。同世代が何をしているのか、何に悩んでいるのか、それがわかるだけでもいい機会になるはずです。

齋藤:人間教育の面でも大きいですよね。例えば、第4回のお助け隊、ユーグレナの永田暁彦さんなんて、なかなか会える方じゃない。それでも来てくれたのは、自分も学べる場だととらえてくれたのだろうし、「Pay it Forward」(恩送り)の精神が根底にあるのだろうなって。

藤吉:そうなんですよ!実は「お悩みピッチ」の元にあるのは、21世紀版の『ペイ・フォワード』(※2)をつくろうと思ったアイデアなんです。かつて人に助けてもらったとき、いつか「恩返し」ができるだろうかと考えていたのですが、自分が受け取った恩を別の誰かに受け渡していく「恩送り」こそが、恩返しになるんじゃないかと思うようになって。

齋藤:だからお助け隊!恩送りの精神って、もってない人はお助け隊のレベルまでたどり着かないんですよね。逆説的ですが、だからこそ社会をリードする立場になっていると言えると思います。社会が循環していることを感じられる場にもなっていますね。


齋藤潤一 こゆ地域づくり推進機構代表理事

ネクスト・バッキングは助け合いの輪の拡大


―21年のお悩みピッチに出演いただいたお悩み人・早川しょうゆみその早川薫さんは、海外イベントへの出展に向けて、その後もお助け隊として参加した協同商事コエドブルワリーの朝霧重治さんから力強いバッキングを受けているそうです。

齋藤:それはまさにらせんですね。僕個人としても、2020年の「お悩みピッチ」を通じてサツドラホールディングスの富山浩樹社長と仲良くなれたことがものすごくありがたかった。それは「お悩みピッチ」への信頼につながったし、バッキングだと感じています。

須藤:どんな規模のビジネスにも「助け合い」は必要ですよね。企業マッチングをはじめ、我々ができるのは、さまざまな経営者の方々をつないでいくこと。その輪の中でAMEXにしかできないサポートをし、皆様と世の中を豊かにしていく。「お悩みピッチ」も、その機会をつくり出せる場だと考えています。

藤吉:機会という意味で、「30 UNDER 30」編を初めてリアル開催し、体感のすごさも感じました。

須藤:確かに。我々は2021年、どこかひとつの会社やひとりの経営者を特別に扱うのではなく、広く日本の経営者の皆様をサポートできるようになりたい、AMEXとしてパワフルにバッキングしたい―その思いを強く意識しました。一堂に会する場が設けられたら、さらに具現化できそうです。

藤吉:お祭りのように開催するのもいいですね。

須藤:私の夢は、バッキングしたスタートアップが成長して、中堅企業、大企業になるまでを支援し続けることなんです。そうした歩みを最初から応援できたら、とてもうれしい。やはりバッキングは継続することがいちばん大切です。来年以降も力強く続けていきたいですね。


「アトツギ」編に参加した早川しょうゆみその早川氏が協同商事コエドブルワリーの朝霧氏のもとを訪れ、さまざまな相談をしているほか、「フリーランス」編では齋藤氏を中心に地方で活躍する面々がすでに協業していたりと、イベントの枠を超えた関係性が広がっている。「お悩みピッチという、心のうちを見せるイベントを通して出会ったからこそ、オンラインとは思えないほど仲よくなれる」(齋藤)のが魅力でもある。


そう、ビジネスには、これがいる。
アメリカン・エキスプレス



齋藤潤一◎一般財団法人こゆ地域づくり推進機構代表理事/AGRIST代表取締役 兼 最高経 営責任者。東日本大震災を機に「ビジネスで地域課題を解決する」を使命に地方の起業家育成 を開始。2017年にはこゆ地域づくり推進機構を設立し、代表理事に就任。

須藤靖洋◎1990年、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.入社。2011年よりマーケティング担当副社長に就任。15年に個人事業主、中小企業経営者、大規模法人向けサービスを統括する法人事業部門副社長に就任し、16年よりジェネラル・マネージャー兼法人事業部門副社長。

(※1)センチュリオン:兵の指揮を執り軍の中核を担うローマ軍百人隊長から転じ、信頼する、応援する、助けるなどの意味をもつ、アメリカン・エキスプレスのカードに描かれる象徴。
(※2)『ペイ・フォワード可能の王国』:人から受けた施しを、本人ではなく別の人へと返していく社会変革のアイデアを思いついた少年の物語。善意を他人へと回す考え方を描いた映画。





お悩みピッチ

2021年は、事業継承者による「アトツギ」編、組織に属さない「フリーランス」編、創業間もない「Rising Star」編、そして30歳未満の未来をつくる「30 UNDER 30」編の全4回にわたって開催された。

Rising Star Community
創業3年目以内の起業家を応援するピッチコンテストが2021年も7月に開催された。21年は150社から起業家・経営陣らが登壇し、クリーン電力の小売りを展開するアスエネの西和田浩平らに「Rising Star Award」が贈られた。

30 UNDER 30 JAPAN
2021年10月には日本から世界を変える30歳未満の30人「30 UNDER 30 JAPAN 2021」が発表された。今年はメジャーリーガーの大谷翔平やお悩みピッチにも登壇したイノカ代表取締役 CEOの高倉葉太らが選出された。

SMALL GIANTS AWARD
2021年12月8日には小規模ながらも未来を開く大きな可能性を秘めた企業を発掘する「スモー ル・ジャイアンツ アワード」も実施。今年もまた、独自の存在意義や付加価値を創出する「小さな巨人」を発掘・表彰する。

Forbes JAPAN 100
「今年の顔」となった100人を選出し、2022年をフォーキャストするバーチャルカンファレンスとして、初の試みとなる「Forbes JAPAN 100」を2021年12月に開催。こちらもAMEXが協賛し、イベントをバッキングする。


2021年のRising Star Awardを受賞したアスエネ・西和田氏はお悩みピッチにも参加。


30 UNDER 30 JAPAN 2021年の受賞者。ecboの工藤慎一らが2021年はお悩みピッチに「お助け隊」として登場した。



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Promoted by アメリカン・エキスプレス|Text by Daisuke Nakamura | Phographs by Tadayuki Aritaka , Shunichi Oda , Daisuke Yamada | Edit by Miki Chigira

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