森岡 弘(以下、森岡):今回取り上げるのは、ダイヤモンドジュエリーです。「グラフ」という英国に出自をもつブランドです。
小暮昌弘(以下、小暮):ジュエリーですか。いやぁ、男性の我々にとっては、普段はあまり触れないアイテムですね(笑)。
森岡:「グラフ」は、21世紀の“キング オブ ダイヤモンド”と謳われるブランドです。本店があるのはロンドンのニューボンドストリート。大粒かつ極上のダイヤモンドのみを扱うハイジュエラーとして世界にその名を知られています。
小暮:ニューボンドストリートは何度も歩きました。世界の名店が軒を連ねていますが、あの通りに本店はあるのですね。
森岡:現会長のローレンス・グラフは15歳のときからロンドンのダイヤモンド街の工房で見習いとして働き始め、18歳で独立。ダイヤモンドを見極める天賦の才とビジネスセンスを併せもち、22歳のときに起業したというまさに立志伝中の人物です。
小暮:業界紙で「グラフ」の記事を読んだことがあります。宝飾部門では好調ブランドのひとつだと書かれていました。会社を設立したのは、1960年なので、すでに60年という歴史をもっていますが、海外進出を本格的に始めたのは2000年と、比較的最近です。
森岡:女性たちはさすがめざとい。トレンドをよく知っています。『Forbes』の読者としては、いま、女性たちから支持、注目されているブランドを知っていることは重要だと思います、男性であっても。婚約などでジュエリーをプレゼントするときに、「グラフ」は、選択肢のひとつとして頭の中に入れておくべきブランドだと思います。それに「グラフ」のジュエリーはバタフライやリボンをモチーフにしたものなどがあり、とてもモダンでキュート。これは女性たちがとりこになるはずです。