次期アップルウォッチは、より頑丈でスポーティーなデザインになると噂されているが、申請された特許の内容は、それと合致する。アップルの特許に関する情報を報じる「Patently Apple」が明らかにしたところによると、デジタルクラウンは、光学センサーに置き換わる可能性がある。
アップルが、ユーザーが使い慣れたデジタルクラウンの変更を検討する背後には、多くの理由が考えられる。まず、デジタルクラウンは筐体の内外で多くのスペースを使っているため、このパーツをなくせば、他のセンサーを取り付けたり、バッテリーサイズを大きくすることが可能になる。
特許資料は、アップルウォッチが落下した場合、デジタルクラウンが損傷する可能性があるとも指摘している。次期アップルウォッチがより頑丈になるのであれば、確かにデジタルクラウンを変更する必要があるだろう。
Apple wins a Patent for Replacing the Apple Watch Digital Crown with an Optical Sensor that recognizes user Gestures & more https://t.co/42hv2heP2p pic.twitter.com/2BpdbDCGgJ
— Patently Apple (@PatentlyApple) December 29, 2021
デジタルクラウンは、初代モデルから大きく変わり、現在では触覚フィードバックが搭載されている。また、最近では、デジタルクラウンを使って心電図を測定するセンサーを搭載するため、デザインが変更された。
今回アップルが出願した特許の狙いは、デジタルクラウンのシステムを光学センサーに置き換えることにある。光学センサーは、ユーザーがアップルウォッチに触れていなくても、ジェスチャーを認識して反応することができる。
特許資料に掲載されている新型アップルウォッチの画像を見ると、光学センサーはデジタルクラウンと同じ位置に設置されているが、現在のように突き出ておらず、他の部分と同じ高さとなっている。