「早めに終わらせる」癖には弊害も 注意すべき3つのサイン

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意欲を持って仕事に臨むのは、決して悪いことではない。やることを早く片付け、仕事に常に追いついている状態にありたいと思うのも、悪いことではない。

しかし、あまりにも多くの仕事を早く終わらせてしまうと、ある時点で逆効果になってしまう。以下は、仕事を早く終わらせようとすることが成功の妨げとなっている可能性を示す3つのサインだ。

1. 読んだことや言いたかったことを忘れる

例えば、資料を必要以上に早く読んでしまうと、その日や会議に重要な内容を忘れてしまうリスクがある。準備が早過ぎたために、自分が言いたかったポイントを思い出せないようであれば、それはあなたの行動が早まり過ぎていたことを示すサインだ。重要な情報を鮮明に記憶しておきたければ、準備を早まらないこと。

2. 未来のことしか見ていない

「次は何をすべきか」と常に自問してはいないだろうか。先のことしか見ない状態だと、常に何かをしたい衝動に駆られ、自分の仕事には終わりがないと感じてしまう。

将来のことを考え、計画を立ててもよいが、未来に目を向けるときは、そこに自分を含めないようにしよう。来週、来月、あるいは来年できることを、今すべきことと考えてはいけない。

3. 現状に満足できず、仕事を楽しめない

次にすべきことに集中し過ぎると、「今」を楽しむのが難しくなるかもしれない。頭は常に他の事でいっぱいで、自分の仕事がルーチンのように感じてしまう。

未来へ飛びつくのはやめよう。マインドフルネスを実践すれば、集中して現在の仕事を楽しむことができる。目の前の仕事を大切にし、それに専念しよう。集中できれば、その経験から得られるもの、学べるものが増え、「今」をより楽しめるようになるだろう。

仕事を早く終わらせようとする姿勢には問題はない。ただ、情報を忘れてしまったり、未来のことばかりに集中したり、仕事を楽しめなくなったりしているのであれば、それがパフォーマンスに影響している恐れがある。一歩引いて、今この瞬間に集中しよう。

編集=遠藤宗生

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