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2022.01.26 10:30

マレーシア企業のDXを加速するスタートアップ「Dropee」への期待

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マレーシアを拠点とするB2BのEコマースマーケットプレイスの「Dropee」は、中小企業のデジタル化を支援するため、クアラルンプールに拠点を置くベンチャーキャピタルVynn Capitalが主導したシリーズAで700万ドル(約8億円)を調達した。
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Vynn Capitalは、マレーシア初のテクノロジー系のユニコーンのCarsomeを支援しており、Dropeeには以前から出資していた。Dropeeは、香港のナイトライフ界の大物のアーラン・ゼーマンの蘭桂坊(Lan Kwai Fong)グループのコーポレートベンチャー部門のLKF Capitalからの出資も受けている。

DropeeのCEOを務めるレニス・ウン(Lennise Ng)は、「今回の調達資金で当社は、地域の零細企業や小規模企業のデジタル化を支援し、彼らのビジネスの寿命を延ばそうとしている」と述べている。

Dropeeはさらに、AI(人工知能)を活用した中小企業向けのプロダクトのレコメンドエンジンを開発しようとしている。「当社の次の3~5年の計画には、すべての個人経営の店の在庫オペレーションを改善することが含まれている」と、ウンは述べている。
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2017年設立のDropeeのソリューションは、約8万社の中小企業に利用されている。同社は、昨年から始まったフォーブスアジアの「アジアの注目100社(Forbes Asia 100 to Watch)」リストに選ばれていた。

Dropeeは、パンデミックによって引き起こされた世界的なサプライチェーンの混乱の中にで業績を伸ばしてきた。IHS Markitのエコノミストのラジブ・ビスワスは、「パンデミックの際にDropeeのソリューションは、卸売業者や小売業者らに活用され、収益拡大に貢献した」と述べている。

Dropeeは、2020年に130万ドルを調達しており、その前は2019年に35万ドルを調達していた。「彼らのビジネスモデルは、複数回にわたりベンチャーキャピタルからの資金を引き寄せている」とビスワスは述べた。

翻訳=上田裕資

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