全体的な資産価値の上昇は、NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)とNHL(ナショナルホッケーリーグ)の各チームが、メディアと結んだ契約によるところが大きい。
順位の決定にあたり、フォーブスは主に、毎年公表している「最も資産価値の高いスポーツチーム」ランキングのために収集しているデータを参照。MLS(メジャーリーグサッカー)については、スポーツメディアのスポーティコ(Sportico)から協力を得ている。また、オーナー本人やアナリスト、業界の専門家などからも情報を入手した。
そのほか、ランキングは1チームに少なくとも50%以上を出資している個人または組織のみを対象としているため、世界で最も価値あるチームのひとつ、14万人以上のクラブメンバーが出資しているスペインのサッカーチーム、バルセロナ(価値は約47億6000万ドル)は含まれていない。
以下、トップ10に入った各社を紹介する(上段は社名・オーナー名と資産価値、下段は保有するチームやスポーツ関連の傘下企業、*は保有率50%以下)。また、各チームの資産価値は、純資産と純有利子負債の合計。
1. リバティ・メディア/172億ドル
アトランタ・ブレーブス(MLB、メジャーリーグベースボール)、フォーミュラ1、ドローン・レーシング・リーグ*、クロンケ・アリーナ・カンパニー*、メイヤー・シャンク・レーシング(インディカー・レース)*
2. クロエンケ・スポーツ&エンターテイメント/105億4000万ドル
ロサンゼルス・ラムズ(NFL)、コロラド・アバランチ(NHL)、デンバー・ナゲッツ(NBA、男子プロバスケットボールリーグ)、アーセナル(サッカー、英プレミアリーグ)、コロラド・ラピッズ(MLS)、コロラド・マンモス(ナショナルラクロスリーグ)、アルティチュード・スポーツ・アンド・エンターテインメント(スポーツ専門TV局)