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2022.01.31 07:30

潮目が変わる? 2022年、ワーケーション・地方創生、その中身とは?

Getty Images


鈴木:私自身、23年間軽井沢と東京の二拠点居住をしていますが、地方と都会をバラバラに考えるというよりは、地方の人と都会の人をどうつなげていくかとか、どう刺激し合うようにするかとか、人間を中心とした、人々の交わりを重視した国土形成が重要だと思ってます。そのことがまた、金銭的価値や市場価値を重視した資本主義に対する新しい切り口になり、最終的に人々のウェルビーイングに繋がると思います。
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その意味でも、地方創生には、新しい資本主義の可能性が多々埋まっている感じがします。今日は、首都機能移転などのハード面での地方創生から、人と人との交わりをどう体現していくかというソフト面まで様々にお話を聞けて楽しかったです。有難うございました。

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みょうこうミライ会議(新潟県妙高市)

インタビューを終えて


朝比奈一郎さんとは、軽井沢町の将来ビジョンを協議する「軽井沢町22世紀風土フォーラム基本会議」で、3期6年軽井沢の将来を徹底的に語り合った仲だ。常に幅広い視点で町の課題を一つ一つ解決していく、その洞察力・行動力により会議が毎回とても刺激的で有意義だった。
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今回、その時の縁でこのようなインタビューが実現した。朝比奈さんの提言のように地方創生を実行すれば、地方から中央への経済循環の流れが起こり、日本全体が成長していくと確信する。

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朝比奈一郎氏(西麻布の「エネコ東京」個室にて)

朝比奈一郎◎青山社中筆頭代表 CEO、ビジネス・ブレークスルー大学大学院 客員教授。1973年生まれ、埼玉県出身。東京大学法学部卒業。ハーバード大行政大学院修了(修士)。経済産業省ではエネルギー政策、インフラ輸出政策、経済協力政策、特殊法人・独立行政法人改革などに携わる。「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」初代代表。

経産省退職後、2010年に青山社中を設立。政策支援・シンクタンク、コンサルティング業務、教育・リーダー育成を行う。その他、自治体(那須塩原市、川崎市、沼田市、生駒市、妙高市、軽井沢町、越谷市、魚津市)のアドバイザー、内閣官房地域活性化伝道師、観光庁観光地域づくり法人における外部専門人材、内閣府クールジャパン地域プロデューサー、総務省地域力創造アドバイザー、ビジネス・ブレークスルー大学大学院客員教授なども務める。

文=鈴木幹一

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