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2022.01.23

セリーナ・ウィリアムズ、NFTゲーム「Sorare」顧問に 個人的に投資も

セリーナ・ウィリアムズ(Photo by Matthieu Mirville/Icon Sport via Getty Images)

史上最強のテニスプレーヤーの1人、セリーナ・ウィリアムズ(40)が、NFTベースのファンタジー・サッカーゲームを提供する仏ソラーレ(Sorare)取締役会の顧問に就任することがわかった。

パリを拠点とするソラーレは2021年9月、暗号資産業界で5番目に高額となる6億8000万ドル(約775億円)を調達。評価額はおよそ43億ドルとなっている。

2018年創業のソラーレは、ブロックチェーンを基盤にしてつくられた(イーサリアムに対応した)NFTカードゲームで、ユーザーは2021年末の時点で約100万人。アクティブユーザーは、月間27万人となっている。

ソラーレに登録したユーザーは、パリ・サンジェルマン(PSG)のリオネル・メッシや、ボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドなど、好きな選手のNFTカードを購入。ファンタジーリーグに参加させ、スコアを競う。現実の試合の結果に基づいて価値が変化するNFTカードは、他のユーザーと取引することができる。

2020年にはおよそ700万ドルだったソラーレの取引額は、2021年には3億2500万ドルに膨れ上がっている。同年11月には、ロンドンのオークションハウス、ボナムスで、クリスティアーノ・ロナウドのNFTカードが40万ドル以上で落札された。

ソラーレは今のところ、スペインのラ・リーガ、ドイツのブンデスリーガ、日本のJリーグ、北米のメジャー・リーグ・サッカー、イタリアの複数のクラブなど、男子チームと230件のライセンス契約を締結している。

だが、同社は現在、北米市場への進出を計画中。特に女子スポーツに注目しており、2022年中には女子チームを含め、少なくとも2チームとライセンス契約を結びたい考えだ。

ソラーレのニコラス・ジュリアCEOはフォーブスに対し、自社にとっては最高のタイミングで、ウィリアムズのようなアスリートを顧問に招くことができたと語っている。
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編集=木内涼子

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