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2022.02.02 08:30

8年前からリモートワークを提案 キャスターが13億円調達


第一生命保険のオルタナティブ投資部長・西尾晃直は、出資の背景を次のように語る。

「弊社は、運用収益の獲得を目指した資産運用としての側面に加え、フルリモートワークを通じて居住地や時間に縛られずに柔軟に働く機会を提供し、働き方の多様性を尊重するキャスターの取り組みに共感し出資させていただきました」

また、地域に根差すVCとして、中小企業の成長を支援する山口キャピタルも出資する。山口県岩国市と連携協定を結び、市内にオフィスを開設することで地域の雇用創出も目指すという。

今回の資金調達を受け、キャスターは広告・新規事業開発・事業拡大に伴う採用などに注力し、既存事業のさらなる拡大と新たな事業領域への進出を目指していくという。代表取締役・中川祥太は次のようにコメントしている。

「調達した資金は、コロナ禍でリモートワーク化を急速に進めている企業の人材リソースニーズに応えるための投資に充てる考えです。今後も、『CASTER BIZ』を中心としたリモートワークによる人材サービスにおいて常に世界最高品質を目指し、リモートワークを当たり前にするために尽力してまいります」

文=島田早紀

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