ビジネス

2022.01.20 16:30

波に乗るコストコ、2022年に40億ドルの設備投資を計画


好調の一方、会費は値上げか


以前から、コストコにとっての生命線は会費収入だ。Statisticaによれば、2020年の会費収入は驚異の35億4000万ドルだという。これに対し、ウォルマートが運営する会員制スーパー、サムズ・クラブの2021年度の会費収入は17億ドルだった。コストコが2021年12月9日に発表したところによると、2022年度第1四半期に獲得した新規会員数は80万人となっている。

米資産運用企業グッゲンハイムのアナリスト、ジョン・ハインボッケル(John Heinbockel)は、コストコはおそらく、2022年9月に会費値上げに踏み切るだろうと話す。値上げ幅は5ドルから10ドルになる見込みだ。

会費の値上げは、長らく延び延びになっていたと見られている。前回の値上げは2017年6月、その前は2006年5月だった。過去の例を見ると、会費値上げの前には株価が上昇している。コストコも今がまさにそうで、2021年には株価が50.7%上昇した。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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