インスタが有料サブスク導入へ、「月額99ドル」まで課金可能に

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インスタグラムは、クリエイターがファンたちに有料の限定コンテンツを配信できるサブスクリプションサービスのテストを開始したと発表した。

「これは、クリエイターがより多くの収入を得られるようにするための試みだ」と、インスタグラムの親会社メタ(Meta)のCEOのマーク・ザッカーバーグは1月19日、フェイスブックの投稿で述べた。

このプログラムは、まず数万人のフォロワーを持つ米国の人気クリエイター10人でテストされており、今後数カ月のうちにさらに多くのクリエイターが利用できるようになると同社は述べている。

クリエイターは、月額0.99ドルから99.99ドルの範囲で、自分で購読料を設定できるとThe Vergeは伝えている。

フェイスブックは昨年、サブスクリプションサービスを開始した際に、少なくとも2023年までは課金手数料を徴収しないと約束しており、これはインスタグラムの有料プログラムにも適用されるという。

インスタグラムの責任者のアダム・モッセ―リは、クリエイターが彼らの購読者リストを同社のプラットフォーム以外でも活用できる方法を検討中だと述べている。

「コンテンツで生計を立てるクリエイターの収入を予測可能にすることは重要だ。サブスクリプションは、それを実現するための最良の手段のひとつであり、投稿のリーチ数に左右されずに収入をあげられる」とモッセ―リは述べている。

インスタグラムは、OnlyFansやPatreonのようなコンテンツサービスや、Substackのようなニュースレターのプラットフォームに続いて、有料サブスクリプションに参入する。ツイッターは昨年、ユーザーが月額2.99ドル、4.99ドル、9.99ドルを支払うことで、限定コンテンツを利用できるサブスクリプションサービスのSuper Followsを開始した。

ツイッターとフェイスブックは昨年、ニュースレターのサービスを開始しており、ユーチューブは2018年に有料の「チャンネルメンバーシップ」を開始していた。

編集=上田裕資

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