大人の学びの先にある「シンセサイザー人材」という考え方

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変化の速度が加速し、より複雑性の高い問題が増えるなか、人材不足も相まって、今後、幅広い領域をカバーできるシンセサイザー人材は一層重宝されるでしょう。

「100年人生」の中で一つの分野をひたすら極めていく道ももちろんあります。例えば、高い技術力や独自の業を持つ職人であれば、唯一無二の価値を生み出し続けることができるかもしれません。しかし、それはごく一握りの話。おおよそは、他の人材、あるいはテクノロジーでも代替することができ、価値を保っていくのは難しくなっていきます。


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そんな中でシンセサイザーを目指すことは、一見専門性を欠くようで、実は独自のキャリアを築くことにつながります。なぜなら、1つの専門性だけでは差別化が難しくても、3つの組み合わせであれば、ユニークさを打ち出しやすいからです。

「イノベーティブであれ」と頻繁に言われますが、それは自分のキャリアからも始めることができます。自分なりのセンスで、3つの専門性を掛け合わせ、オリジナリティのあるシンセサイザー人材になることが、そのファーストステップになるのではないでしょうか。では、具体的にどう学ぶか。それは次回以降でご紹介します。

文=植山智恵

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