ビジネス

2022.01.19

ブースター接種、米企業で義務化広がる アップルやメタも

Martin Pope/Getty Images

アップルは直営店とオフィスの従業員に対して、新型コロナウイルス感染症ワクチンのブースター(追加)接種を受けた証明書の提示を義務づけるようだ。

The Vergeの報道によると、従業員はブースター接種の資格を得てから4週間以内に、3回目の接種を受ける必要がある。また、ワクチン未接種の従業員は今月24日から、職場に入る際に迅速抗原検査での陰性証明を求められるという。

テクノロジー業界ではメタ(旧フェイスブック)も、米国内の社屋で働く従業員を対象にブースター接種を義務づける予定だ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、3月28日以降、ブースター接種対象の従業員がオフィスを使う際にはその接種済み証明書の提示を求める。メタはオフィスを完全に再開する時期を3月末に遅らせている。

Nation’s Restaurant Newsによると、飲食業界でも従業員や来店者にブースター接種を求める動きが出ているとのことだ。

ニューヨーク・タイムズによると、金融業界ではゴールドマン・サックスやジェフリーズが従業員にブースター接種を受けるよう求めている。

同紙によれば、オレゴン大学などの教育機関も学生や職員にブースター接種を義務づけることにしているほか、ニューヨーク州は、ブースター接種を受けていない住民は「接種完了者」として認めない方針だ。

ハワイ州は近く、ほかの州や準州などからの旅行者が隔離措置や検査を受けずに州内を移動したい場合、ブースター接種を受けていることを条件にする可能性がある。

同州のデビッド・イゲ知事も、接種完了の定義を従来の「承認されたワクチンの2回接種」から「3回接種」に変更することを検討していると明らかにしている。

編集=江戸伸禎

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