小池百合子(69)|東京都知事
東京都初の女性知事である小池は、2020年の知事選では対立候補に大差をつけて再選を果たした。ただ、2016年に86%だった支持率は、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う制限の実施を受け、64%にまで大きく下落した。新政党を立ち上げ、都知事の地位まで上り詰めた小池は、将来の首相候補とも目されてきた。東京では昨年夏、コロナ禍で1年延期された夏季五輪がほぼ無観客で開催された。
草間彌生(92)|芸術家
(Andrew Toth/Getty Images)
草間は、アンディ・ウォーホルら同年代の芸術家に影響を与えた人物だとされるが、88歳だった2017年には、インスタレーション作品「Infinity Mirror Room」がソーシャルメディア上で大きな話題を呼んだ。同年には、草間彌生美術館が東京に開館。草間の作品は女性芸術家によるオークション売上全体の25%を占め、世界で最も売れる女性芸術家となった。1977年から暮らす精神科病院の一室で、今も芸術活動を続けている。
清水季子(56)|日本銀行理事
清水は日本銀行初の女性支店長に就任してから10年後の2020年、同行初の女性理事となった。同行での34年のキャリアでは、ロンドン支店に勤務し、広範囲に及ぶ経済調査ポートフォリオを開発。東京大学工学部を卒業し、米スタンフォード大学で修士号を取得している。