型破りなコンテンツで知られるミスタービーストは昨年、生き埋めの状態で50時間を過ごしたり、蛇だらけのバスタブに入ったファンに1万ドルをプレゼントしたり、350万ドル(約4億円)もの費用をかけて「イカゲーム」の世界を再現するなどの動画で注目を集めた。
ユーチューバーの収入は年を追うごとに増加しており、今回のトップ10人の年収の合計は約3億ドルに達し、前回の2020年のランキングの合計(約2億1100万ドル)を大きく上回った。彼らの収入の約半分は広告によるものだが、グッズやNFTに加え、独自のハンバーガーチェーンの運営など、これまで見られなかった方法で、収入を得ているメンバーも居る。上位10人は次の通り。
1位 ミスタービースト(ジミー・ドナルドソン)
年収:5400万ドル
前回のランキングでは年収2400万ドルで2位だったミスタービースト(MrBeast)は今回、再生回数の急増により年収を2倍近くに伸ばした。彼は自身の名を冠したデリバリー限定のハンバーガーチェーン「MrBeast Burger」を、全米1600店舗のレストランとの提携で展開し、9000万人近いユーチューブのチャンネル登録者たちに購入を呼びかけた。
2位 ジェイク・ポール
年収:4500万ドル
ジェイク・ポール(Jake Paul)が前回、本ランキングに登場したのは2018年で、当時の年収は2150万ドルだったが、彼はその後の数年をランキングの圏外で過ごした後、主にボクシングからの収入で2位に復帰した。ジェイクは昨年、計3試合の総合格闘技MMAファイターとの試合を行い、大きな注目を集めた。
彼は兄のローガン・ポールと共に人気ユーチューバーとして活躍していたが、2017年に兄のローガンが日本の自殺の名所として知られる青木ヶ原樹海で死体の動画を撮影したことで非難を浴びた結果、その地位を失っていた。
3位 マークプライヤー
年収:3800万ドル
ユーチューブの登録者数が約3100万人のマークプライヤー(Markiplier)は、Unus Annusと呼ばれるビデオシリーズのTシャツなどのグッズから多額の収入を得ている。テレビ業界への進出に意欲を燃やす彼は、2021年に「The Edge of Sleep」と呼ばれるシリーズを撮影し、ネットフリックスやHuluなどの企業に売り込んでいると報じられた。マークプライヤーが最初に名声をつかんだのは、ホラーゲーム「Five Nights at Freddy」の実況プレイ動画だった。
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