経済・社会

2022.01.17 18:00

性的虐待で提訴のアンドルー王子、「地元」から爵位剥奪を求める声


アンドルー王子にはヨーク公の称号のほか、スコットランドの「インヴァネス伯爵」、北アイルランドの「キリレイ男爵」の爵位を授与されている。だが、今のところスコットランドと北アイルランドでは、爵位剥奪を求める動きは見られていない。

王子は疑惑を否定


アンドルー王子に対して民事訴訟を起こした米国人のバージニア・ジュフリーは、少女らに対する性的虐待事件で起訴され、勾留中に自殺したとされる米富豪、ジェフリー・エプスタイン被告による人身売買の被害者の一人。17歳のときに王子から3回、性的暴行を受けたと主張している。

エプスタインと交友があったことを巡り、2019年に公務から引退したアンドルー王子は、ジュフリーに対する性的虐待は否定している。

王子をエプスタインに紹介したのは、英国人のソーシャライト、ギレーヌ・マクスウェルだったとされている。エプスタインの交際相手でもあったマクスウェル被告には昨年12月、性的人身売買などに協力したとして、有罪の評決が下された。

このときの裁判では、証人として出廷した被害者2人がアンドルー王子に言及。1人は一緒にプライベートジェットに乗ったことがあると証言した。別の1人は、マクスウェルは王子が友人であることを自慢していたと明らかにしている。ただ、2人はいずれも、王子が罪を犯したとは述べていない。

編集=木内涼子

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