今年の熱量は半端ない。東京オートサロンで数々のびっくり箱が公開された

会場で一際目を引いた「日産フェアレディ Z カスタマイズ・プロト」


しかし、オートサロンはあくまでもカスタマイズの祭典。だからこそ注目すべきところの一つは、やはりカスタムカーだ。会場を回ってみたけど、やはり多くのカスタム店がダントツNo.1に手がけた車両は、トヨタGR86かスバルBRZ。もちろん、GAZOOレーシングやスバルSTIのバージョンもいくつあったけど、クルマ好きが注目したのは、GReddy、BRITZ、HKS、TRUST、TOYO TIRES、VARISなどのカスタム車だ。その中でも目立ったのは、GR86を早くもターボ化した「TOM’S GR86ターボ」のコンプリートカーの登場だ。その2.4Lのボクサーエンジンが300psほどの出力だと言うことで、エンスーは絶対に喜ぶはず。そのほかに、思い切りカスタムされたモデルは、日産GT-R、トヨタ・スープラ、スバルWRXも数々あった。

TOM’S GR86ターボ
TOM’S GR86ターボ
 
豊田章男氏来場
豊田章男社長も訪れた。

yaris BRITS
yarisu BRITS カスタム

オートサロン会場でとても元気をもらった。コロナ禍による制限でいつもより人は少なかったけど、はっきりと活気を感じた。今年からは、カスタム店がどんどん登場するEVをどのように改造するかが楽しみだ。日本の自動車シーン、特にカスタム業はまだ健在だと思って会場を後にした。

国際モータージャーナリスト、ピーターライオンの連載
「ライオンのひと吠え」過去記事はこちら

文=ピーターライオン

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