採用候補者の身元調査サービスを提供するグッドハイヤー(GoodHire)は、ジェネレーションZ(18~24歳)、ミレニアル世代(25~40歳)、ジェネレーションX(41~56歳)、ベビーブーム世代(57~75歳)を均等に含む米国人約4000人を対象に、仕事での満足度を調べるアンケート調査を行った。結果は次の通りだ。
最も満足度が高かったのはミレニアル世代で、57%が仕事に非常に満足していた。充実感も最も高く、60%が仕事に大きな意味とやりがいを見出していた。今後1年間で転職活動を計画していると答えた人は46%。遠隔勤務しているときの方が満足度が高いと答えたのは68%だった。
一方、最も不満を抱えていた世代はジェネレーションZで、22%が仕事に不満があるか仕事が嫌いだった。充実感も最も低く、意義とやりがいを見出していた人はわずか41%。ワークライフバランスへの満足度も最低だった。
自分の給与に完全に満足している割合は、ベビーブーム世代が4世代中で最低の30%、ジェネレーションZが32%、ジェネレーションXが42%、ミレニアル世代が47%だった。ベビーブーム世代は今後1年で転職活動を行う割合も最も低く、19%だった。遠隔勤務への満足度も、4世代で最低の37%だった。
ベビーブーム世代とジェネレーションZの回答者で、仕事に非常に満足していると答えたのはわずか41%だった。一方、ジェネレーションXで仕事に満足していると答えた人は50%余りだった。
各世代で最も多かった悩みは、ジェネレーションXとミレニアル世代、ジェネレーションZで上司だった一方、ベビーブーム世代では不十分な給与だった。
米国ではミレニアル世代が仕事に最も満足しているとの結果は、にわかには信じ難いかもしれない。この世代は多額の学生ローンを抱え、金融危機の最中に社会人の仲間入りをし、多くの人が新型コロナウイルスの流行によりキャリアの路線変更を強いられた。