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2022.01.12 17:00

ビットコイン、「価値の保存」市場で高まる存在感 ゴールドマンもお墨付き

studioEAST/Getty Images

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ゴールドマン・サックスは仮想通貨(暗号資産)のビットコインに太鼓判を押しているようだ。
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ゴールドマンによると、ビットコインは現在、「価値の保存」市場で20%ほどのシェアを占めているという。これは、ビットコインが貴金属や一部の通貨と比較しても、減価せずに長期にわたって価値を保てる可能性のあるものになっていることを意味する。

ゴールドマンはビットコインを「デジタルゴールド」として認めたわけだが、ほかの大手金融機関もそれに続くことになるのだろうか。

ビットコインは依然として値動きが激しいが、記事執筆時点(11日)は1ビットコイン=4万6000ドル(約530万円)超で、2021年11月につけた最高値の6万9000ドルには遠くおよばない水準にある。
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だが今後、ビットコインの価格は10万ドルの大台に乗せる可能性があると、ゴールドマンのアナリスト、ザック・パンドルはみている。その場合、価値の保存市場でのビットコインのシェアは50%に達することも考えられるという。足元の金価格は1オンス1800ドル前後となっている。

バンドルは、ビットコインにはたんなる価値の保存以外の用途もあるかもしれないとしつつ、「ビットコインの時価総額を金と比較することは、ビットコインのリターンの見通しに関するパラメータをはじきだすのに役立つ」との考えを示す。

カルチャーバンクス(編集注、著者が経営するメディア企業)は、ビットコイン価格に連動するデリバティブ(金融派生商品)を手がけるゴールドマンのような機関投資家は、そのパフォーマンスについて信頼できるベンチマークを探そうとするだろうと指摘している。

金のような商品は手始めに参考にするものとしてふさわしいものかもしれない。ゴールドマンは、ビットコインの時価総額が7000億ドル、投資として保有されている金の総額が約2兆6000億ドルである点にも言及している。

ゴールドマンはすでに富裕層向け資産運用部門の顧客がビットコインをはじめとするデジタル資産に投資できるようにしており、モルガン・スタンレーなども同様のサービスを提供している。ゴールドマンは昨年、仮想通貨のトレーディングデスクも再開した。

編集=江戸伸禎

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