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2022.07.13 12:30

ブリヂストン元CEOが明かす「参謀抜擢」の評価基準とは

Getty Images


一般社員からCEOへ 著者、荒川のキャリア遍歴


はじめまして、荒川詔四です。
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私は、ブリヂストンに身を置いて、約40年にわたってグローバルビジネスの最前線で戦ってきました。

入社当時は、世界10位の極東のメーカーだったブリヂストンでしたが、並いるグローバル・ジャイアンツを凌いで、世界No.1企業になるまでのプロセスを、一般社員、中間管理職、タイ現地法人CEO、ヨーロッパ現地法人CEO、そして本社CEOとして経験できたのは、実にありがたいことでした。

そして、自分が経験を通して学んできた「知恵」を、現役世代のビジネスパーソンのみなさんに共有したいと考え、2017年に『優れたリーダーはみな小心者である。』(ダイヤモンド社)という本を出版しました。
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その名の通り、ブリヂストンのCEOとして、約14万人の従業員のリーダーを務めた実体験に基づいて、リーダーシップの「あり方」をまとめた書籍で、自分のなかにある「小心さ」「繊細さ」「臆病さ」など、一見、リーダーにふさわしくない性質こそが、真の意味で強靭なリーダーシップを生み出すことを示しました。

このたび、出版した『参謀の思考法』(ダイヤモンド社)は、リーダーを補佐する「参謀」に求められる思考法をまとめました。40代で社長の「参謀役」を任され、アメリカの名門企業・ファイアストンの買収という一大事業に関わった経験や、CEOとして「参謀」を求めた経験を踏まえたものです。

リーダーがその実力を最大限に発揮するためには、優れた「参謀」がサポートすることが欠かせません。特に、現在のように、新型コロナによる経済危機のさなかにあるときには、なおさらです。私も、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災などの危機を経験してきましたが、そのなかで培ってきた「参謀論」を、ぜひ役立てていただきたいと願っています。

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