1人のビジネスパーソンとして
私が人との関わり方で重要視しているのが、「〇〇社の営業担当」ではなく「1人のビジネスパーソン」であることを忘れず、相手にもそれを伝え続けるということ。そうすればお互い、部署異動などで職責や立場が変わっても、いつでも新たに何かをともに生み出せます。それどころか、双方のポジションが上がっていけば、裁量権も上がっていくので、巻き込める人たちも増えていって、より大きいことができる。
そして、新しいプロジェクトが立ち上がり、ステークホルダーが増えても「ゲートキーパーは変えない」ことが大事だと思います。大阪ガスの案件の場合は、アマゾン側は私、大阪ガス側は、当時リビング事業部、料金チーム課長でした。
プロジェクトのスタート時点から今日までのヒストリー、そしてスタート時の理念や、スタートの瞬間の熱を記憶しているキーパーソンたちが、ゴールまで仲間をぐいぐいとひっぱっていく。
それが、異文化をもつ複数企業が手をたずさえて大きなプロジェクトを完成させる上での意外な秘訣であると、私は思っています。
浅見周平◎TikTok For Business Japan Global Business Solution, Japan 執行役員 Director of Strategic Agency BD Div 兼 Head of JP Trading。日本国内におけるTikTok for Businessが提供するデジタルソリューションの拡販に従事。 某EC企業などで販促プロモーションに関わるビジネスを経験後、Amazon Gift Cards Japanへ入社、大手企業を中心にギフト券を活用したマーケティング手法や新規利用方法の提案活動に従事した。