「最も稼ぐティックトッカー」上位5人の年収は2021年(1月1日~12月31日)、合計およそ5550万ドル(約64億円)となった。フォーブスが2020年に初めて公表したランキングの6位まで(7人)の年収(2019年7月からの12カ月)の総額から、およそ200%増加している。
ティックトッカーたちの収入は、その30~50%が投稿するスポンサーコンテンツから得られたものだと推計される。スポンサー企業は、彼らのアカウントで自社の製品を宣伝してもらうため、彼らに料金を支払う。ユーザーが世界で10億人を超えるなか、アマゾンやルイ・ヴィトン、マクドナルドをはじめ、より多くの企業が、ティックトックを利用するようになっている。
人気のティックトッカーは投稿1回あたり、平均およそ10~25万ドルの収入を得ているとみられる。これは、2020年のランキング作成時と比べて2倍以上の金額だ。さらに、なかには1回の投稿で50万ドルを手にした人もいるとされている。
年収がトップクラスのティックトッカーたちは、すべて25歳未満。スポンサーがリーチしたい消費者と同年齢であり、オーディエンスをよく理解している。
ランキング
フォーブスが初めて公表した前回のランキングは、調査期間中に「100万ドル以上を稼いだと推計された人」を対象とした。今回対象としたのは、ティックトックを主な活動の場としている人。そのため、ティックトッカーとしても人気のある著名人(俳優のウィル・スミスなど)の一部は、対象外となっている。
以下、最も稼いだティックトッカー5位までの推定年収と、それぞれのフォロワー数を紹介する。
#1 チャーリー・ダミリオ/1750万ドル、約1億3300万人
最新のランキングで首位を獲得したティックトッカー、チャーリーとディクシーのダミリオ姉妹も、当然ながら動画の投稿にとどまることなく、さまざまな活動を行っている。