さらには波及効果を含めて2850〜3250億円市場と他産業からも期待されるeスポーツ界に、2022年5月、新たな社会人リーグ「B2eLEAGUE(ビーツーイーリーグ)」が開幕する。
「とてつもなくよろしくお願いします!」
そう力を込めて新境地に挑む、総合プロデューサーを務めるNTTe-Sports代表取締役副社長の影澤潤一氏に、リーグ設立の経緯、想いを聞いた。
社会人による、社会人のためのeスポーツイベント
──いよいよB2eリーグが設立され、5月に開幕を迎えます。この新リーグの概要を聞かせてください。
B2eは「Business person to e-sports」の略で、「ビジネスパーソンもeスポーツへ」をコンセプトに掲げ設立した、社会人のためのeスポーツ大会を運営する競技団体です。
私たちNTTe-Sportsでは、今回共同でリーグを設立した大日本印刷と企業対抗戦を開催したり、コロナ下での社内交流イベントといった企業の福利厚生としてのeスポーツ活用の推進など、社会人向けの事業にも取り組んできました。
こうした経験を活かし、プロの大会でも誰でも参加できるオープン大会でもない、これまでになかった競技大会を開催していきます。
日本国内全ての社会人が企業の一員としても個人でも参加できるよう、仕事との両立を考慮して、いつでも自由に参加できるトーナメント戦と上位同士のリーグ戦を組み合わせて運営します。
12月には少し盛大に(笑)、グランドファイナルの開催を予定しています。また、公式戦全大会をYouTubeで配信するなど、応援を楽しんでもらえる機会も提供します。
──具体的な数値目標は?
2024年度までにリーグ参加者数5万人を目指すとともに、全国7エリアを目標にフランチャイズ展開を推進します。各地域リーグの自立自走を実現し、地域活性化や地域間交流に貢献したい。
そして、2030年度にはリーグ参加者100万人を達成したいと考えています。
──注目のゲームタイトルは?
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「グランツーリスモSPORT」、KONAMIの「プロ野球スピリッツA」をまずは主要タイトルとして設定しました。
2024年度までに、競技ゲームタイトル数6本を目指しています。日本のeスポーツ産業振興を見据え、国内メーカーのタイトルを中心に考えていきます。
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