チャイム(Chime)
最新の評価額:250億ドル(9月の資金調達後)
サンフランシスコのデジタル銀行チャイムは、早ければ3月にも最大450億ドル(約5.2兆円)の評価額で上場する方向で交渉を進めていると、関係者が10月にフォーブスに語った。
CEOのクリス・ブリットは2020年9月に、チャイムが1年以内に「IPOの準備」を整えると述べていた。「私は週あたり2本の電話をSPACから受けており、我々が素早く市場に参入することに興味があるかどうか尋ねられている」と彼は話していた。
ディスコード(Discord)
最新の評価額:150億ドル(9月の資金調達後)
オンラインチャットサービスのディスコードは、まだ正式な発表を行っていないが、投資家たちは同社が昨年4月に少なくとも100億ドルとされたマイクロソフとの買収交渉から撤退して以来、彼らのIPOを期待している。
「私たちは大量のオファーを受けている」と、2011年にゲーム関連のスタートアップ企業を1億400万ドルで売却した経験を持つディスコードの共同創業者でCEO のジェイソン・シトロン(Jason Citron)は、その翌月のCNBCの取材で述べていた。
シトロンは、同社と約1億5000万人のアクティブユーザーに「とてつもないチャンスが広がっている」と述べたが、具体的な計画は明らかにしていない。
インポッシブル(Impossible)
最新の評価額:40億ドル(2020年8月の資金調達後)
インポッシブル・フーズの創業者でCEOのパット・ブラウンは、11月に同社のIPOが「避けられない」と述べたが、明確な時期については言及しなかった。報道によると、2011年の創業以来、累計15億ドルを調達してきたインポッシブルは、100億ドルの評価額を視野に入れており、2019年にナスダックに上場した時価総額50億ドルの同業の「ビヨンド」を本格的に追撃する構えという。
インスタカート(Instacart)
最新の評価額:390億ドル(3月の資金調達後)
食料品宅配サービスのインスタカートは、当初500億ドルと噂される評価額で2021年の上場を望んでいたが、昨年7月に新CEOに就任したフィジー・シモは、食料品宅配以外のサービスを広げるために、その計画を今年まで延期した。
競合他社のドアダッシュの株価は、2020年12月の上場以来、約15%下落しているが、eMarketerは、インスタカートには成長のための秘策があると述べている。それは現在急成長中の、小売業者が自社の商品を宣伝するための広告プラットフォームだという。