キャリア・教育

2022.01.09 21:00

今年始めるべき3つの「R」の習慣

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リコネクト


自分の皮肉により幹部チームの信頼が損なわれていることを学んだこのCEOに一時戻ろう。

単純なことだが、皮肉屋として生まれる赤ちゃんはいない。「批判しながら歩く幼児」と言えば面白く聞こえるかもしれないが、そのような幼児はいない。人は成長するにつれ皮肉的になり、これは私たちが後天的に身につける多くの振る舞いの一つだ。

リコネクト(再度つながりを築く)とは、リセットで判明した悪習の一部を身につける前の自分に戻すことで、とてもシンプルなことだ。

これは、私が中核となる強みと呼ぶものに再度触れることを意味する。最善の自分になることをもう一度目指し、それを同僚やチームに捧げることだ。

私も20年ほど前は実は皮肉的な人間だったが、この点に注目してリセットを行った。それにより、私の中核的な強みである寛容さと陽気さのためのさらなる余裕ができた。調子が良い場合、私のこうした中核的な強みが前に出て皮肉を遠ざけてくれる。陽気で寛容な私は本物の私で、リーダーやパートナー、母、市民としてのベストな私だ。

リコネクトはこの重要な筋肉をつけることで、どのような状況でも中核的な強みを通して人を導くことができるようにする。

リイマジン


リイマジン(再度想像すること)は、より大きなことを新鮮な視点で考えるきっかけとなる。創造的でインスピレーションにあふれた時間があれば、人は何を作るだろう? あなたは、どれほど大きな規模で考えたいだろうか? 

また不平はどうだろう? 全く不平を聞かなければ、仕事がどのようなものになるか想像できるだろうか? これは極端なアイデアなので、真剣に想像力を使わなければならない。人によっては、不平不満を述べないことは非常に難しいと思うだろう。

しかし、不満を述べたり他者の愚痴を聞いたりして過ごす時間が全てなくなったら、チームはその時間をどのように使うだろうか。リセットとリコネクトを行えば、リイマジンの余裕が生まれる。

あなたのチームで、今年はここに挙げた3つの「R」、すなわちリセット、リコネクト、リイマジンを実践してみよう。そうすれば、自分が達成できることに驚くだろう。

翻訳・編集=出田静

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