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2022.01.10 08:30

インドのAIスタートアップ「フラクタル」がユニコーン化

Busakorn Pongparnit / Getty Images

ムンバイとニューヨークを拠点とするインド発のAI(人工知能)のスタートアップ「フラクタル(Fractal)」は、プライベートエクイティ大手のTPGのアジア投資部門から3億6000万ドル(約418億円)を調達した。フラクタルの評価額は10億ドルを突破し、インドが生んだ最新のユニコーン企業となった。

フラクタルは、企業や病院向けに様々なソフトウェアプラットフォームを開発しており、同社のAIプログラムは、X線やCTスキャン、超音波などの医療画像データの解析にも用いられている。同社のプログラムは、音声検索やリアルタイムのデータモニタリングを活用した問い合わせ対応など、企業のワークフローの自動化にも貢献している。

フラクタルの顧客には、製薬大手のアストラゼネカやケロッグ、プロクター・アンド・ギャンブルなどが含まれている。同社は、アマゾンのAWSやグーグルクラウド、マイクロソフト、クアルコム、ツイッターなどのテクノロジー大手とも提携している。

カール・ラガーフェルドやトミー・ヒルフィガーへの投資で知られるロンドンの投資会社Apax Partners Fractalは、2019年にフラクタルに2億ドルを投資していた。

フラクタルは2000年にムンバイで設立された企業で、共同創業者のPranay AgrawalとSrikanth Velamakanniらは共に、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)とムンバイのICICI銀行に勤務した後に同社を立ち上げていた。

調査会社のIDCは、世界のAI市場が昨年の3420億ドルから2024年には5000億ドルに成長すると予測している。昨年末に香港市場に上場した中国のAI企業「センスタイム」の時価総額は283億ドルに達している。

編集=上田裕資

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