コインベースもNFTプラットフォーム設立へ
2018年1月に2人は、Wi-Fiスポットを開放する人々に暗号通貨を支払うというアイデアで、Yコンビネータのプログラムに参加したが、その後、ダッパーラボのCryptoKittiesに触発されてNFTのポテンシャルに気づき、OpenSeaを設立した。
PitchBookのデータによると、OpenSeaは設立以来、累計4億2000万ドル以上を調達している。同社は、新たな資金で採用を強化し、プラットフォームを増強すると述べている。
OpenSeaは、10月に独自のNFTプラットフォームの計画を発表したコインベースなどの大手との競争の激化に直面している。また、NFT業界ではスキャムと呼ばれる詐欺行為などが問題化しており、フィンザーは昨年9月、OpenSeaのマーケットプレース上で不正行為を行ったプロダクト責任者を解雇していた。さらに先週は、ニューヨークのアートギャラリーの220万ドル相当のNFTが盗難に遭い、OpenSeaに出品されたと報じられていた。
OpenSeaは、このような荒波を乗り越えて、さらに大きなプラットフォームに成長する可能性がある。DappRadarのデータによると、2021年のNFTの取引総額は約230億ドルに達していたが、この市場はまだ始まったばかりだ。
「私たちの目標は、次世代のオープンデジタル経済圏の発展を牽引していくことだ」と、フィンザーはEメールの声明で述べた。