多くの人が既に持っている3つの高需要スキル

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ひしめき合う人材市場の中で突出した存在になるためには、どうしたらよいだろう? その簡単な方法の一つとして、既に持っているスキルをアピールすることがある。経験豊富なリーダーであれ新卒の新入社員であれ、こうした高需要スキルのうち少なくとも一つを持ち合わせているはずだ。

筆者が創業した企業リーダーシップIQが最近実施したアンケート調査「The Leadership Skills Gap」では、3000人以上のリーダーに、自分の持つ専門スキルを率直に評価してもらった。結果、リーダーたちの間では深刻に不足している能力がいくつかあり、その中には現代の組織で需要が非常に高いスキルも含まれることが分かった。

以下に、自分の履歴書で今日からすぐにでもアピールすべき3つのスキルを紹介する。

1. 燃え尽きの予防と低減


世の中には従業員の燃え尽きを嘆く記事があふれているが、リーダーの大多数はこの問題の解決方法を知らない。前出の調査では、従業員の燃え尽きを低減する方法を心得ているリーダーはわずか19%だった。

燃え尽きを回避する方法であれ、燃え尽き状態から脱する方法であれ、どんなにストレスの多い仕事にも意欲的に取り組める方法を見出した人材は、重宝されるだろう。従業員の燃え尽きに対処する意思を口にする企業は多いが、実際に真剣に取り組む企業や、どこから手を付ければよいかを知っている企業は少ない。

2. テレワーク


現在の人材市場において、テレワークの能力が必須であることは言うまでもないだろう。しかしテレワークが広まっているにもかかわらず、リモートの従業員を管理できる高いスキルを持っているリーダーは33%しかいない。つまり、テレワーク環境でも自己管理ができることは、労働市場において大きな強みになるのだ。

不思議に思う人もいるかもしれないが、テレワーク中に自己管理ができない人は少なくない。もちろん、子育てや、保育園不足、高齢者介護などの障害はある。しかし競争の激しい人材市場、特にテレワークのスキルが必須の分野では、このスキルをアピールすることで、履歴書の内容を強化できる。
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編集=遠藤宗生

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