4. 技術を活用する
私たちのキャリアには技術が織り込まれている。プロジェクトにかじりついていると機械に我を忘れてしまいがちになるが、私たちが仕事に使う技術を使ってきちんと休憩を取るようにすることも可能だ。
フィットビットやアップルウオッチなどウエアラブル端末を持っている場合、その機能を使って定期的に休憩時間を取ったり、立ち上がって動き回ったりするためのリマインダーを設定しよう。また瞑想アプリをダウンロードし、指でスワイプするだけで即座にマインドフルネスを実践できるようにすることもできる。
電子機器を見て過ごす時間を完全にはなくせないとしても、それが自分のためになるような使い方をすることは可能だ。
研究に基づいたブラウザ拡張機能である「ブリージング・エーアイ(breathing.ai)」は、ストレスを示す呼吸や心拍数をウェブカメラを用いて検知し、個人に合わせて休憩のリマインダーを通知してくれる画期的な機械学習を基盤として構築されている。
ユーザーは、呼吸法や瞑想、運動に関する100以上の簡単なエクササイズだけでなく、電子機器の使用中断の提案やリラックスできる背景音楽、落ち着く画面の色などを活用できる。
休憩なしで努力し作業に打ち込むことを美化する世界では、意図的に休憩を取ることがキャリアにおける究極のコツかもしれない。