ライフスタイル

2022.01.08 16:00

伝統と革新をもつ老舗の次なる一手


森岡:「ピーカブー」の特徴はサイドのアコーディオンフレームの形状にあると思いますが、このモデルはそれを進化させ、開口部がより大きく開くようになり、使い勝手がさらに向上しています。

小暮:中に取り外し可能な内ポケットが付いていますし、ビジネスでも便利な仕掛けですね。そもそもこの「ピーカブー」は収納力もありますので、書類などもたくさん入る。もちろんショルダーストラップが付いています。移動にも使いやすいと思います。


内側はパーティションで仕切られたコンパートメントが2つ、前面に「ツイストロック」、背面にはファスナーが付き、安心。

森岡:「ミニ」モデルもデザインは基本、同じです。最近、こういった小さいバッグをショルダーで使うというのがはやりです。

小暮:斜め掛けして持つといい感じです。

森岡:意外にカッチリとしたデザインなのでカジュアルな着こなしならば、こうしたバッグを持つのも遊びが効いていいと思います。

小暮:一時期、ビジネスマンは時計にラグジュアリーなものを選んで個性を出していましたが、これからはバッグで森岡さんがおっしゃる大人の“遊び”感覚を演出するのがトレンドになるかもしれませんね。

森岡:そうかもしれません。そんなスタイルのとき、この「ピーカブー」は選択肢のひとつになるバッグだと断言できます。


森岡 弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ、現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura | text by Masahiro Kogure fashion direction by Hiroshi Morioka | illustration by Bernd Schifferdecker edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN No.089 2022年1月号(2021/11/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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