しかし、今年も海外旅はすぐにはできそうにない。Stay now & travel later…こんな声が聞こえてくる。
もう少しの辛抱が続きそうだが、それでも、国内では至極のホテルが次々と開業。
街で、リゾート地で、ゲストを待ちわびている。
ホテルジャーナリスト せきねきょうこ
初冬の快晴の日、何年かぶりに天王洲の運河沿いを歩いてみた。目的は新しく開業した「PETALS TOKYO」を訪れるためであったものの、周辺環境のあまりの変貌ぶりに驚かされながら。住宅であるスタイリッシュなマンションや、洒落たカフェ、レストラン、まるでヨーロッパを彷彿とさせる公園やレストラン等が軒を並べ、また広域に点在。これは新しい街づくりモデルなのであろう。
目的の「PETALS TOKYO」は2020年11月10日、このお洒落な天王洲エリアに開業した、ホテル名の由来は「水面に浮かぶ蓮の花びら【PETALS:花びら】のようであることから命名された。コテージタイプの宿泊施設は、日本初となる本格的なフローティングホテルであり、ハンドクラフトの面白さを誇る4隻の小舟がホテルとして天王洲のエリアと運河とを繋いでいる。
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PETAL 1、アーティスティックな外観の建物。「1」のテーマは‘Modern &Stylish’。とても小舟とは思えない、見ているだけで映画のセットのようなワクワク感がある。
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PETAL 2、4つの中で最大の室内45平方メートルの「2」のテーマは、‘Elegant & Luxury’。室内の丸い小窓〈舷窓・げんそう〉が船にステイしている情緒を掻き立てる。
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PETAL 3、どこかスペインアートを想わせる「3」40平方メートルのテーマは、‘Charming& Cozy’。大きなパノラマウィンドウからは、時折通り過ぎるクルーザーや観光船など、情緒たっぷりのキャナルビューが楽しめる。また屋上テラスでは夕陽の鑑賞も。
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PETAL 4、オランダやデンマークの水辺で見たハウスボートのようなカラフルなハウス「4」43平方メートル。他の3隻との間に「T-LOTUS M」を挟んでいるため、プライベート感を堪能。