ビジネス

2022.01.09

インドの美容ブランドのスタートアップ「Honasa」がユニコーン化

Morsa Images / Getty Images

デリーに拠点を置く消費財メーカーのHonasa Consumerは、セコイア・キャピタルが主導したシリーズFラウンドで3700万ドル(約43億円)を調達し、ユニコーンの仲間入りを果たした。

インドのVC業界のニュースサイトVCCircleの試算によると、今回の調達でHonasaの企業価値は10億7000万ドルに達した。Honasaは、昨年7月のセコイア・キャピタルとベルギーの投資会社Sofina Venturesが主導した調達ラウンドで5000万ドルを調達していた。

Sofina Venturesは、インド最大の教育プラットフォームのByju’sや、クラフトビールのBira 91への投資で知られている。

インドのニュースサイトMintは12月29日の記事で、Honasaが2021年にインドでユニコーンの地位を獲得した45番目のスタートアップ企業になったと述べていた(一部のメディアは、同社が2022年の最初のインドのユニコーン企業だと述べている)。昨年末には、ニューデリーに拠点を置く創業9カ月のスタートアップのGlobalBeesが、プレムジ・インベストメントが主導するシリーズBで約1億1000万ドルを調達し、ユニコーンの仲間入りを果たしていた。

Honasaは、ベビー用品と美容ブランドの「Mamaearth」の運営で知られている。Mamaearthの人気の製品としては、ビタミンCとターメリックの洗顔料や、タマネギのヘアオイル、ティーツリーのシャンプーなどが挙げられる。同社の製品は、著名なボリウッド女優のSara Ali KhanやShilpa Shettyなどに支持されている。

Honasaは、VarunとGhazal Alaghの夫妻によって2016年に設立された。Varunはコカ・コーラやユニリーバに勤務歴がある消費財業界のベテランで、Ghazalは以前、顧客のためにダイエット計画をカスタマイズするスタートアップのDietexpertを設立していた。

Honasaはまた、男性および女性向けのパーソナルケアの新興企業Derma Co.を運営している。Derma Co.は、自社サイトのほかアマゾンやFlipkart、「インド版セフォラ」と呼ばれるEコマースサイトのNykaa(ナイカ)などで製品を販売している。

編集=上田裕資

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