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Serhii Hudak/ Ukrinform/Barcroft Media via Getty Images

AIを活用した魚介類のマーケットプレイスを運営するインド企業「Captain Fresh(キャプテン・フレッシュ)」が、シリーズBラウンドで4000万ドル(約46億4600万円)を調達した。このラウンドを主導したのはタイガーグローバルとオランダのインターネット複合企業プロサスの投資部門のプロサスベンチャーズで、他には既存株主のAccel IndiaやAnkur Capital、Incubate Fund、Matrix Partners Indiaらが参加した。

Captain Freshの創業者でCEOのUtham Gowdaによると、今回調達した資金の75%近くは、新規の投資家によるものという。同社は、7月にAccel IndiaとMatrix Partners Indiaが主導したシリーズAラウンドで1200万ドルを調達していた。

創業2年の同社は今回調達した資金を、リアルタイムで取引を行うマーケットプレイスや、AIを用いた価格と品質の標準化、大量の物量を正確に動かすためのロボットによる自動化テクノロジーの導入などに用いると述べている。

300億ドル規模とされるインドの水産業において、Captain Freshはデジタル技術を駆使し、分裂化した市場の効率化を目指している。同社は、AIを用いたリアルタイムB2Bプラットフォームで、小売企業が顧客からの注文と漁師や養殖場とをマッチングすることを支援している。

同社の予測モデルを用いることで、小売企業は顧客から注文が入る数日前に対象の魚を仕入れ、一部の都市に翌日配送することが可能になる。Captain Freshは、フォーブスの「アジア注目の100社(Forbes Asia 100 To Watch)」に選出されていた。

「水産業は、数世紀もの間ほとんど変化せずにきたが、我々はテクノロジーを活用することで、業界にイノベーションをもたらしたい」とGowdaは声明で述べている。Captain Freshによると、魚介類の需要は全世界で4000億ドルと推定され、たんぱく質市場の中で最も急速に成長しているセグメントの1つだが、供給ギャップが拡大し続けているという。

Captain Freshは、50万店の小売店や魚屋に加え、7500万世帯を顧客に持つという。同社は、世界の魚介類生産量の6.3%を占めるインドの漁業において、配送の迅速化を図っている。業界の分析を手掛けるResearchAndMarketsによると、インドでは1450万人が漁業に従事しており、2018〜2019年の生産量は約6%増の1334万トンだった。

編集=上田裕資

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