3. サプライチェーン管理
これが成長分野であることに驚かない人も多いだろう。コロナ前、小売店の多くは、必要なものを必要なときに必要な数だけ配達してもらうという「ジャストインタイム」方式に頼ってきた。だが、2020年のロックダウン(都市封鎖)を機に始まったパニック買いは、そうした物流の形を大混乱に陥らせた。
この分野の職業には、購買エージェントや、物流アナリスト、配送管理者などが含まれる。インダストリアルエンジニアの職も多い。
4. 財務管理
この分野は2029年までに15%拡大すると予想されている。財務管理者は、企業の支出と収入を調べ、収益性を最大化させる方法を探すために雇われる職業だ。マネジメントコンサルタントの成長率も高い。
5. 保険数理士と統計専門家
アクチュアリー(保険数理士)の仕事は、2020年代の終わりまでに20%近く増える見込みだ。大半の人は保険会社で働き、見込み客のリスクを評価し、保険契約を結ぶかどうかを決める。
統計専門家も企業で似たような役割を果たす仕事で、データを分析したり、将来の売り上げや利益、成長の障壁を予測したりする。企業の情報活用を支援するデータサイエンティストは、2030年までに雇用が30%増えると予想されている。