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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

マツダ CX-5 スポーツアピアランス

CX-5はマツダの最も売れている車種である。2012年に登場したそのモデルは、同社の代表的な魂動デザインとスカイアクティブ技術を初めて搭載した車種だったから、非常に話題になった。そして、CX-5はマツダの大人気車種に躍り出た。

どれだけ世界的なヒットになっているかというと、昨年アメリカでは平均して月々1万4千台、欧州では8000台、オーストラリアでは2000台、そして日本は2200台ほどのセールスを記録。何よりも、男性にも女性のユーザーにもウケるスタイリッシュな外観と色気たっぷりのソウルレッドというボディ色、そして力を注いだ室内のデザインや質感が、多くのドライバーのハートを掴んでいるようだ。

横から見たCX-5

海外のメディアも絶賛している。CX-5は「その外観の美しさと走る楽しさでドライバーを特別な気持ちにする」と、アメリカの有力媒体「カー&ドライバー」に掲載された。アメリカの媒体の話をここで出す理由は簡単。CX-5の主な市場は北米なので、今回の大幅な改良はアメリカのユーザーのテイストや好みに合わせているわけだ。やはり、アメリカではハンティングや釣りに出かけるユーザーが多いので、何よりも重要なのはルックス、オフロードでの性能、乗り心地がポイントだ。

走行中のCX-5
洗練された印象の「後ろ姿」もCX-5の特徴だろう。

2017年に2代目がデビューし、ルックスと走りを磨き上げたCX-5だが、完璧なSUVではないので、乗り心地、オンロードやオフロードの走りなどは同クラスのライバル車に多少劣るとされている。しかし「大幅に改良された仕様」が出たというのだから、乗ってみないわけにはいかないだろう。

今回は、特別感のある「エクスクルーシブ・モード」のほかに、ユーザーのライフスタイルや価値観の多様化に対応したスポーティで都会性のある「スポーツ・アピアランス」、家族とアウトドアライフがより楽しめる「フィールド・ジャーニー」がライナップに追加されたけど、僕はスポーツ・アピアランス仕様に乗ってみた。

さて、走りや乗り心地の部分はどう改良されたか、というのは後回しにして、まずは一番力が入っているデザインから触れることにしよう。新しくなった部分はというと、まずは外観。グリルの両脇に広めのクローム・アクセントがつくと同時に、グリル内の形状が立体的になり、ブラックアウトされて格好良くなった。

新旧のCX-5
左が今までのモデル、右が新しくなったCX-5だ。

また、フロントバンパーの下の部分が美しくえぐった造形になり、一枚の面にさらに抑揚をつけることによって、すっきり感を出しつつ光の陰影を引き立ている。マツダはこういうさりげない上品なデザイン・ニュアンスが上手いんだよね。だからウケている。

文=ピーターライオン

マツダ
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