第2は、上司にアドバイスを乞う場合には、指導をしっかりと受けつつも同時に相手の負担を軽くする努力をすべきだ。上司に時間を割いて自分に合わせたプランを立てるよう頼むのではなく、単に口頭で上司の考えを聞いたり反応を確認したりする場にしよう。
第3に、努力をするのは自分であり、上司にはアドバイスや指示をもらいたいのだということを改めて強調するのが重要だ。私が100万人以上のリーダーを研究してきた経験から言えることは、リーダーは一般的に、上司にすべてを押し付けるのではなく、自分から率先して取り組む部下を好む。
こうした上司との対話は、自分の成長を促すだけでなく(それだけでも価値はあるが)、上司にポジティブな印象を残せる。自分が学んだことを報告すると、ほとんどのリーダーは「この人はいろいろな良いスキルを真に身に付けようとしていて、自分から率先して動いているのだな」と感心するだろう。対話のテーマは自分の成長と学びであることから、自分を美化したり自慢したりしているようにも聞こえないはずだ。