二人はともに、Forbes JAPANが“30歳未満の30人”を選出するアワード「30 UNDER 30」のアドバイザーとして推薦・選出に関わった。今年の30 UNDER 30のテーマは、「インクルーシブ・キャピタリズム」。年齢、性別、有名無名、過去の実績や規模の大小など、立場にとらわれずに資本へアクセスできるようにすることで、より強い成長を目指すという考え方だ。
そこで今回、異なる業種の第一線をひた走る二人の対談を企画。それぞれの領域における“インクルーシブ・キャピタリズム”についての現状や課題、未来を担う若者への“先輩”からのメッセージを聞いた(前編はこちら)。
サクッと新しいことを始められる若者が羨ましい
──音楽活動だけでなく、ファッション業界でも活躍されているバーバルさん。今後、エンタメやアパレル領域では、今後どのような人材が求められるとお考えですか。
バーバル:いまの20代くらいの人たちはテクノロジーを活用するのが当たり前になっていますね。僕の周りにも、テクノロジーとユニークなアイデアとの掛け合わせで、スタートアップを創業している若い人たちがいます。
若い人たちがそういうことを普通にやっているのはすごいなと思いますね。僕も入山さんと同じ昭和生まれなんですけど、歳を重ねると、今までのやり方からなかなか変えられないじゃないですか。
だから若い人たちが自分の強みやノウハウを活かして、サクッと新しいことを始められる感じがすごく羨ましいです。そういう人たちにはどんどん出てきてもらいたいですね。
僕も、ストラテジックパートナーでも、投資でも出資でも、サポートできることがあったらしたいといつも思っています。
入山:それはすばらしいですね。バーバルさんは、「30 UNDER 30」のひとりにEXILE、GENERATIONS、PKCZ(R)で活躍する白濱亜嵐さんを推薦されたそうですね。彼はどんな存在ですか。