1世紀ぶりのイノベーション
ライトとマスクがトンネル掘削に関心を持ったのは、全くの偶然だという。「我々が示し合わせたことなど一切なく、それぞれが全く異なる道筋を経てたどり着いたものだ」と彼は述べた。
今回のシリーズAラウンドを主導したのは、カリフォルニア州本拠のVCであるDCVCで、他にはACME Capital、Congruent Ventures、8VC、Real Ventures、Elementum Ventures、Mac Venture Capitalが参加した。シードラウンドを含めると、Petraの累計調達額は3300万ドルに達する。同社は、商業運転を開始する2022年までに追加で1億ドルを調達したい考えだ。
「気候変動の脅威が増す中、米国のインフラはドラスティックな見直しが必要だ。我々は、インフラの耐久性を強化するソリューションを開発している企業への投資にコミットしていく。Petraは、複雑なトンネル掘削プロジェクトをより迅速で安価にしただけでなく、約1世紀ぶりに岩盤切断技術の分野でイノベーションを起こした。これにより、これまで不可能だったプロジェクトが実現可能になった」とDCVCのパートナーであるChris Boshuizenは述べている。
Boshuizenは、10月に俳優のウィリアム・シャトナーとともに、ジェフ・ベゾスが経営するブルーオリジンのロケットで宇宙飛行を行った。