有料会員100万人、なぜ。会員に聞いた「モンベル」の魅力

「モンベルクラブ」会員 坂口勝啓氏・優子氏


3. モンベル製品ファン歴、27年。頼れる堅牢性が魅力


次に、27年間モンベル製品を愛用し続けているという、サーチフェリーコンサルティング(人材サーチ事業)CEO兼、職業写真(R)プロカメラマンの石渡大史氏に話を聞いた。


石渡大史氏(北海道マラソン完走後)

──モンベル歴を教えてください。

大学時代に4年間ヨットをやっていて、そのときの先輩がヨットで使う備品やほかアクティビティに使う備品をモンベルのものでそろえていたんです。その影響で以来、27年間モンベル製品を使い続けています。

ただ、27年間毎年会員だったわけではなく(会員登録は毎年更新)、オンオフがありました。また、いまはカードではなくアプリを会員証として使っています。

──いまはどんなアウトドアをしていますか?

トレッキングや、山を走るレースなどです。100kmのトレイルランニング完走経験があります。普段はロードを、毎月200km以上ランニングしています。

──いくらくらいのどんな製品を購入していますか?

金額は1製品につき大体2、3万円くらいで、小物だとピンからキリまで。

山道を100km以上走るのは、天候が変わりやすいこともあり、非常に過酷です。そのため使用する製品は、堅牢性を重視しています。

私はモンベルの防水トートバッグ「タフトート」を27年間使い続けています。デザインよりも過酷なシーンで使用できるかどうかを重視していて、このバッグは雑に使用しても壊れないので重宝しています。また、命に関わるキャンプテントなども、堅牢性が一番で、モンベルは安心できますね。

──他社製品も購入しますか?

はい。ノースフェイスやパタゴニアのウェアを着ることもあります。

──会報ではどんな記事を読みますか?

山の紹介や登山家の対談、家族向けの記事などをよく読みます。商品カタログも一緒に入っているので便利です。(登山の帰りに使える温泉の割引券がついていることもあるのもいいですね。

──「モンべラー」同士の交流はありますか?

私自身に関しては、モンベルを通じてのコミュニケーションはまだありません。でも、他会員と交流したいと思うユーザーは少なくないのでは、と思いますね。山で一番多く見かけるのは50代くらいのモンベラーですが、高齢になると、まったく1人で登山をしたりすることに抵抗を覚える人も多いと思いますし、何かしら会があるならば、私も参加したいと思います。
次ページ > プラチナ会員とは?

構成=石井節子 コーディネート=石尾怜子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事