──モンベルに期待することは何ですか?
デザイン、特にカラーリングがもう少し洗練されるとうれしいです。ただ、私自身がハッキリとした色合いが好きなので、個人的な好みかもしれません。
価格は海外ブランドと同等レベルでも良いのでは、とも思います。さきほど「コストパフォーマンスが高い」と言いましたが、日本の企業もそろそろ「国産=安い、輸入品=高い」という呪縛から脱却すべきなのでは、とも思いますね。
これに関しては輸入販売・流通ビジネスに関わる人間としての意見ですが、日本人は、「機能が同じなら安い方がいい」という考え方が強い傾向にあると思います。
「モノの値段には理由がある」ことを、売る側も買う側も再認識できたらいい、と思いますね。
2. ワークマン、コールマンなどと併用
次に、「モンベルを使い初めてまだ日が浅い」という坂口勝啓氏(税理士)、優子氏(料理家)夫妻に聞いた。
──どんなアウトドアをしていますか?
坂口勝啓氏:キャンプやトレイルランニングをしています。
坂口優子氏:主にはキャンプです。
──モンベルではどんな製品を購入していますか?
勝啓氏:「クロノスキャビン3型」(モンベルのロングセラーテント「クロノスドーム」に前室[キャビン]がついたモデルの「3人用」)を購入しました。
優子氏:「ビッグタープHX」(大型タープ。タープ:キャンプ時に使用される日差し・雨を防ぐための広い布のこと)とシェルフ(キャンプ用)、「シームレスダウンハガー800#1」(軽量スリーピングバッグ)、「バロウバッグ#1」(保温力を備えたスリーピングバッグ)を購入しました。
キャンプ中にテントの一部が焦げたことがあったが、「その後、持ち込んだところほんの数千円で修理してくれた」という
──他社製品も購入しますか?
勝啓氏:スノーピークで、焚き火台、小物等を購入しています。
優子氏:ワークマンでキャンプ用ウェアを、コールマンではガスランタンを購入しています。中華製品では、ペグ、ハンマー等キャンプ用備品などを購入しています。
テントやシュラフなどいわゆる「生命にかかわるもの」は、品質が安心な日本メーカーの製品を購入します。
その他の製品については、中華製品でも一定の品質が確保できていることを確認の上、安価な製品を購入するという区別をしています。
また、ウェアについては、ワークマンのものが安価かつ高品質であるため、ほぼ一択で購入しています。
モンベルやスノーピーク等キャンプブランドのウェアは、高価なため購入歴はありません。
──モンベルに期待することは何ですか?
勝啓氏:スノーピークなどの製品は正直高価なので、モンベルはこれからも高品質で安価な製品を作っていただけるとうれしいです。
優子氏:帽子など小物の種類とカラーバリエーションを充実させてもらえるとうれしいです。