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2022.01.04

「今さら聞けない」デジタル通貨の交通整理。メリット・デメリットは?

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2022年の北京五輪に向けてデジタル人民元、デジタル通貨に注目が集まることが予想される。また日銀は2021年4月、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)の実証実験を始めた。

われわれが紙幣や硬貨を使わなくなる未来は、本当に近いのだろうか。

デジタル通貨や仮想通貨に興味はあるが、自身で保有しよう、といった現実感はまだ持てない。また、ビジネスのシーンで雑談する際に今の教養、知識では心もとない……。本稿ではそんな読者諸氏のために、元日本銀行エコノミスト白木紀行氏の協力も得て、インターネット業界のコラムニストでもある曽根康司氏に「デジタル通貨は今どうなってるのか」をまとめていただいた。

各国政府や中央銀行の方針、規制も刻一刻と変化するなか、生活者視点で現時点の「デジタル通貨」と呼ばれているモノの理解を深め、メリット・デメリットを認識し、能動的な選択肢として生活の中に取り入れていくことが肝要に思われる。

※以下、2022年1月現在のデジタル通貨について整理したもの
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※FB Earnings Presentation Q3 2021より


曽根 康司(そね こうじ)◎キャリアインデックス執行役員、社長室長。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程EMBAプログラム修了(MBA)。原宿と下北沢で時計店を経営したのち、インターネット業界に飛び込む。アマゾンジャパン、ヤフーを経て、現職。「焼肉探究集団ヤキニクエスト」メンバーでもあり、全国数百件の焼肉店を食べ歩いている。


白木 紀行(しらき のりゆき)◎サイバーエージェント・データサイエンティスト。Data Science Center小売DX Lab室長として、小売業のデータ解析コンサルティングやデータマーケティングに関連する研究開発に従事。慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了後、日本銀行入行。日本銀行エコノミスト(2009〜2021年)、バーゼル銀行監督委員会作業部会委員(2019〜2021年、信用リスク、気候変動など)を経て、2021年より現職。

文=曽根康司 監修=白木紀行 編集=石井節子

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