停滞の原因を見極める
時には、停滞している、と感じること自体が成長の妨げになるときがある。しかし、行き詰まりの原因を正確に把握できていなければ、抜け出すのは容易ではない。行き詰まっている状況を徹底的に検討し、その原因の解明に努めよう。原因さえわかれば、打破する手段が見つかり、さらに先へと前進していける。
目的を明確にする
大きな成功を収めた企業にはたいてい、ビジネスをけん引する確固たる目的がある。自分のビジネスは、「誰のためか」「どう役立っているのか」「なぜ役立っているのか」を考えてみよう。この3つの疑問すべての答えがわかれば、目的もおのずと見えてくるはずだ。
「目的がはっきりすれば、できるだけ売上を増やすにはどうすればいいのかというよりは、できるだけ顧客の役に立つにはどうすればいいのかという方向へと思考を転換しやすくなる」とアカシャナは助言する。そうした姿勢に立ってビジネスに臨むことで、売上だけにこだわらず、ビジネスの持つ影響力に集中できるようになる。
現在に集中する
人はどうしても、過去にこだわったり、必要以上に先の未来を思い描いたりしてしまう。しかし、真に進歩して成長できるのは、「今、ここ」に集中する時だ。何よりも重要なのは、今この瞬間の行動なのだ。
「未来や未知を恐れてはいけない。過去を悔やんではいけない」とアカシャナは説く。「今のこの瞬間に存在していなければ、多くのチャンスを見逃してしまうだろう」
現在に集中するには、短期目標を設定するのがいい。そうすれば、具体的で測定可能な目標に向かって取り組んでいけるだろう。