大離職時代の転職、その前に「ネガティブ思考」を見直してみよう

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今こそ、何らかの行動を起こす前にまず、否定的で有害な思考ループを断ち切るときだ。時間はかかるかもしれない。けれども、有害な思考や行動に対峙し、それを乗り越えれば、未来へと続くキャリアの道に焦点を合わせられるようになるだろう。

自分のマインドセットを見直してみよう。大半の人は、頭のなかで鳴り響く否定的な声の犠牲者になっている。その止むことなく響く声のせいで、マイナス思考、不安、失敗や未知の恐怖に打ちのめされてしまう。誰もが、精神が不安定になり、不安や自己不信に悩まされる時がある。

自己改革に取り組もう。リラックスして、仕事やキャリアで達成したいことを思い浮かべてみよう。人は、成功については気に留めず、失敗については累積で感じがちだ。やがて、山と積み重なった失敗を前に、成し遂げてきた素晴らしい実績のことが目に入らなくなってしまう。遠慮せず、好きなように野望を抱こう。自分の長所に目を向け、自らを信じよう。自分がこれまでに達成してきた成功例をリストアップして、絶対に無理だと思えた障害を乗り越えたときの記憶を頭のなかで再現しよう。

自分自身を振り返り、足かせとなっているのは、心のなかで鳴り響く独り言なのだと気づきさえすれば、心が解き放たれ、目標へと果敢に向かっていけるようになるだろう。もしかしたら、現在の仕事にとどまることを決め、待遇改善や昇給を求めたり、自分をもっと尊重してほしい、と声をあげたりする自信が持てるようになるかもしれない。

然るべきマインドセットが身に着けば、過去というしがらみから解放され、新たな自信、新たな意欲、新たな目的を胸に、仕事探しを始められるだろう。

翻訳=ガリレオ

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