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2021.12.24 07:30

ビットコインが2022年に大幅下落の可能性、クラーケンCEOが指摘


FRBのテーパリング縮小の影響


「2021年のほとんどの期間、インフレ率の上昇がビットコインの価格を支え、先月には史上最高値を更新した。しかし、世界の政策立案者がよりタカ派的なトーンを表明していることから、現状ではビットコインの価格は4万5000ドルをやや上回る水準で固定されている」と、ダ・コスタは指摘した。

FRBは、14日から開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で2022年に3回の利上げを予定し、利上げを前に量的緩和縮小(テーパリング)を加速することを決め、来年3月に資産購入が終了するという見通しを示した。

「投資家は、金やその他の安全資産と同様にインフレに対するヘッジとしてビットコインを利用してきたが、金利の上昇がビットコインの新たな価格変動のきっかけになる可能性がある。テクニカル面では、ビットコインの価格は11月の高値から20%以上も下落しており、弱気相場に入っている。強気派は、少なくとも当面の間は苦労するかもしれない」とダ・コスタは述べた。

編集=上田裕資

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