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2022.01.06

子どもを産み、育て、そして自分らしく働く──女性が輝くことで「家族」が幸せに暮らせるまち

リモートワークが普及したことで、オフィスのあり方や通勤、さらには働き方そのものを見直す企業が増えた。都会にオフィスを構える必要性が薄れた企業にとっては、全国の多様な地域が候補となり選択肢はぐっと広がった。

しかし、地域へのオフィス移転や拠点展開を考えるときこそ、企業側は「従業員と、さらにはそのパートナーの可能性を狭めない」ことに目を向けておきたい。

従業員が前向きな気持ちでいられるよう、パートナーにも「引っ越してよかった」と思ってもらえることが必要だからだ。

各地域が企業誘致にこぞって乗り出す中、ここ広島県三次(みよし)市も例外ではない。同市では、「女性が働きやすいまちづくり」に力を入れている。

広島県北部に位置し、中心部には標高150~250メートルの三次盆地があり、冬は雪が降り積もる三次市。

街中の目抜き通りにはショッピングモールがあり、おなじみのチェーン店が立ち並ぶなど、生活には不便無い印象を受ける。一方で、中心部から離れるとすぐに一級河川「江の川(ごうのかわ)」を中心とした、のどかな風景が広がることも特徴である。

まちのことを知るには、先に移住した先輩に話を聞くのが一番早い。今回は、家族の都合で三次市に移住し、フリーアナウンサーやイメージコンサルタントとして活躍する徳永真紀さんにお話を伺った。

不安は尽きなかった。だが「三次市在住」が自身のブランディングに繋がった


もともとラジオ局のアナウンサーだった徳永さん。フリーアナウンサーになりテレビへの出演が増えたことで、声だけでなく姿が印象に直結することに気付いた。

そこで、イメージコンサルティングの勉強を開始。現在は「フクトコトバ(服と言葉)で、人生を変える」をコンセプトに、企業研修や働く女性向けのブランディング支援も行なっている。

広島市で働いていた徳永さんが三次市へ移住したのは2009年。三次市出身の旦那さんが、「長男として地元に帰らなければならない」という理由からだった。

県内での移住なら、それほど仕事に影響は無いだろうと思うかもしれない。しかし、三次から広島市へは電車で2時間弱、東京〜京都間の移動と同等の時間がかかる。

「リポーターの仕事で朝5時集合の日もあるなどかなり不規則で。方々に負担をかけることから移住を機に諦めたお仕事もあります」

仕事面で不安が尽きなかったという徳永さん。しかし、いざ移住してみると三次に住んでいることが武器になり、ブランディングにも繋がった。

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「広島市に放送局が集中している分、アナウンサーの多くは広島市に住んでいる。だからこそ、『広島県内の田舎』に住んでいることを特徴として見てもらえ、通勤時間に車窓から見える景色すらも、私だからこそ話せる話題になったんです」

貴重な三次在住のアナウンサーとして、三次市内でも目立つ存在に。市が主催するイベントに呼ばれることも増えていった。

「もちろん、観光協会や結婚式場へ挨拶周りに行ったり、商工会議所の青年部に入ったりと、いろんな方に知ってもらうために自分から営業活動も行いました。そこで人を紹介してもらえるなど、色んな方に助けていただきました」

今では三次を拠点に、自分らしく働くことができている。徳永さんのように不安を乗り越えた先輩移住者がいることはとても心強い。

就業支援に加え、不妊治療費の助成も手厚い


徳永さんのように活躍する女性のロールモデルを増やそうと、三次市は女性の就業・起業支援に力を入れている。

その中心地が「アシスタlab.」。女性が支援コーディネーターにキャリアを相談できる施設だ。アシスタlab.ができた当時、徳永さんもオブザーバーとして「どんな環境や支援が必要か」と意見を求められた。

「三次に帰ってくる女性や移住してくる女性が、働きやすく自己実現しやすいまちを作るにはどうすればいいかと真剣に考えられていて。いつか『女性起業支援』とあえて謳わなくなった時こそ、女性の創業が活発になっているはず。今後が楽しみです」

自身のスキルを生かしてフリーで働く女性や、得意なことを本業や副業にすることで女性が経済的に自立できることを目指している。

とはいえ、女性がいきいきと働くためには土台が欠かせない。その点三次市は「子どもを産み、育てる」のにやさしいまちでもあるので安心してほしい。

「不妊検査や不妊治療に掛かるお金を全面的にサポートしてくれる制度があって。おかげさまで私も不妊治療に挑戦でき、子どもを授かりました。

また、延長保育に対応していて長時間子どもを預かってくれる幼稚園もあるので、安心して働くことができます」

子育て環境としては、自然に恵まれていて休日の選択肢が多いことも魅力だ。市内には遊具が充実した大きな公園があり、車で1時間半走れば瀬戸内海にも日本海にも出られる立地である。

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ユニークな教育環境を整えて、面白い大人が集うまちに


今でこそ安心した子育て環境を手に入れたものの、徳永さんは教育面で不安を抱えていたという。

「都会に住む友達からお受験の話を聞く度に、野山を走り回っているうちの子と比べて不安に思ったこともありました。

けれど、家から一歩出るだけで大自然が広がっていて、桜や新緑を愛で、虫を見つけ、四季の移り変わりを肌で感じられる情操教育はここでしかできないと思えるようになったんです」

ただ、教育環境が充実してほしいという願いは持っている。特に、「グローバルで通用するサバイバル能力」が身に付く環境の整備だ。

「世界のどこに行ってもたくましく生きていけるような力が付く教育を、市内で提供してほしいです。

三次にそういった教育環境が整備されれば、きっと面白い大人たちが家族で移住してきてくれるはず。子どもにとって、多様で個性豊かな大人と出会えることは何よりの教育になりますから」

こうした構想や要望が、行政に届けやすいサイズ感であることも三次の魅力だ。取材時にも、徳永さんが市の職員に教育に対する要望を伝える場面が見られた。風通しの良い環境だからこそ、構想の実現はそう遠くないようにも思う。

今以上に「住みやすいまち」になるポテンシャルを秘めている三次市。同市ではアウトドアを満喫できるレクリエーション施設「ハイヅカ湖畔の森」にお試しオフィスを準備するなど、企業誘致にも熱が入っている。施設内には湖畔を見下ろす山の頂に新たにキャンプ場を整備する予定で、魅力あふれる働き方が実現されそうだ。

移住を考えている方に向けて、徳永さんはこんなメッセージを送る。

「三次には、面倒見の良い人がとても多くて。『困っている』『教えて』と声をあげれば、必ず一緒に解決法を考えてくれます。『一人で頑張らなきゃ』なんて思わなくていいですよ」

縁もゆかりも無かった三次へ移住し暮らす中で、三次での生活の豊かさを見出した徳永さんの言葉には力が込もっていた。将来三次市は「家族で移住したいまち」として名が知られるかもしれない。


三次市は、現地でお試し勤務や生活周辺環境の視察ができる、法人向けのプロジェクト「チャレンジ里山ワーク」に参画している。

サテライトオフィスの開設にあたってのオフィス改装費や備品購入費に加え、開設後の賃借料や通信回線使用料にも補助があり、支援に力を入れている。拠点の地方移転やサテライトオフィス開設を検討している企業も、ぜひ選択肢に含めてみてほしい。

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