iPhone 14シリーズには、48メガピクセルのメインカメラに加え、12メガピクセルの超広角カメラと望遠カメラが搭載される見通しだ。
今回のリーク情報は、香港の証券会社Haitong International SecuritiesのアナリストのJeff Puによるもので、著名アナリストのミンチー・クオの以前の予想を裏付ける内容となっている。クオも、iPhone 14に48メガのカメラが搭載され8K動画の撮影が可能になると予測していた。
Jeff Puのリーク情報の正確性は今ひとつで、情報サイトAppletrackでの評価は53.3%とされている。一方、クオは75.9%の評価を得ており、より信頼性が高い。しかし、2人のインサイダーが同じ見方を示したことで、この情報の信憑性は大いに高まったと考えられる。
48メガピクセルのカメラへの移行は、50メガピクセル以上が一般的になりつつあるアンドロイドの上位モデルの水準に、iPhoneのカメラ性能の引き上げ、8Kビデオに加えて、画像のシャープネスやデジタルズームの画質を大幅に向上させることにつながる。GoogleのPixel 6は、50メガピクセルのメインカメラを採用したことで、専門サイトのDxomarkで「画質を大きく向上させた」と評価された。
iPhoneも48メガピクセルのカメラの採用で、シャオミやファーウェイの上位機種に並ぶ評価を獲得する可能性がある
ただし、解像度が48メガピクセルに向上したからといって、デフォルトで48メガピクセルのJPEG画像が得られるとは考えにくい。スマートフォンの場合、高解像度のセンサーは通常、4つのピクセルをグループ化してより大きな仮想ピクセルを形成する(ピクセルビニングと呼ばれる)ため、最終ショットはセンサーの画素数の4分の1で提供されることになる。
したがって、48メガピクセルのカメラを持つiPhone 14で撮影した写真は、高画質ではあるものの、最大12メガピクセルの画像になる。フル解像度のオプションが用意される場合もあるが、アップルがデフォルトのカメラアプリにそのような機能を実装する保証はない。