マスクは13日、米誌タイムの「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれたが、その選出には異論を唱える声も上がった。ウォーレンもすぐさま論争に加わり、「『今年の人』がきちんと税金を払い、ほかの人たちをただで利用するのをやめるよう、不正な税制を変えていこう」とツイッターに書き込んだ。
マスクも黙ってはおらず、ウォーレンをあげつらうツイートを連投。ある投稿では、ネイティブ・アメリカンを祖先にもつとしたウォーレンの主張をめぐるフォックス・ニュースのオプエドを貼り、「(自分自身のやましい点を他人に)投影しないで!」「子どものころ、友だちの怒りっぽい母親がわけもなく周りの人にあたりちらしていたのを思い出す」とこき下ろした。
その後の投稿では、「カレン上院議員、頼むからわたしのマネージャーを呼び出すのはやめてください」とも記した。
マスクが民主党の革新系政治家と衝突するのはこれが初めてではない。先月も、持ち株を売却したほうがよいかツイッターでアンケートをとったことをロン・ワイデン上院議員に批判されると、口汚い言葉で応酬した。また、富裕層の増税をあらためて訴えたバーニー・サンダース上院議員に対しても、「あなたがまだ生きていたのをいつも忘れてしまう」とツイッターで中傷した。
フォーブスによると、マスクは推定資産額2519億ドル(約28兆6500億円)で世界2位の富豪。