グーグルの米国のエディトリアルチームが選んだ15個のアプリのうち6個は、マインドフルネスやメンタルヘルス関連のものだった。この分野で絶大な人気を誇るのが、瞑想アプリの「Headspace(ヘッドスペース)」だが、ここではグーグルが選んだ最新のアプリを紹介してみよう。
パーソナライズされた瞑想アプリ「Balance」
グーグルの米国チームが選んだ今年のベストアプリが、瞑想アプリの「Balance(バランス)」だ。瞑想のパーソナルコーチという位置づけのこのアプリは、毎日表示される質問に回答すると、自分にあったスタイルの瞑想に導いてくれる。
また、睡眠や呼吸についてのアドバイスも受けられる。最初の1年間は無料で、2年目からは月額11.99ドルか年額69.99ドルで利用できる。
リラクゼーションアプリ「Laughscape」
リラクゼーションアプリの「Laughscape(ラフスペース)」は一風変わった瞑想アプリで、オーストラリアのコメディアンがホストを務めるガイド付きの瞑想を提供している。開発元のPriceless Creatorsは、このアプリを「コメディとマインドフルネスの融合」と紹介している。
7日間の無料トライアルでセッションの一部を試せるが、フルアクセスするためには課金する必要がある。毎月の費用は12.99ドルで、年間一括払いにすれば月額6.99ドルで利用できる。
女性向け睡眠改善アプリ「Clementine」
「Clementine(クレメンタイン)」は、多忙な女性たちが睡眠を改善し、不安を緩和するためのヒプノセラピー(催眠療法)のアプリで、英紙ガーディアンの「女性が使うべき7つのアプリ」の一つにも選ばれた。このアプリのライブラリには、NLPと呼ばれる実践的心理学や催眠療法の施術者によるオーディオセッションが収められており、月額12ドルで利用できる。
自己啓発アプリ「Uptime」
「5分間で今より賢くなれる」とアピールするのが、世界の優れた書物やドキュメンタリーから抽出した、人生に役立つエッセンスを盛り込んだアプリの「Uptime(アップタイム)」だ。このアプリは、直接的にメンタルヘルスに関わるものではないが、興味を持つ分野を広げ、心を豊かにする効果を持つ。
大切な人を亡くした人のためのアプリ「Empathy」
愛する人を亡くした悲しみを乗り越えるためのアプリが「Empathy」だ。葬儀のための実用的な情報を含むこのアプリは、心を癒やすための知識を提供し、最大5人の仲間とつながる機能を持つ。65ドルを支払えば専門家のカウンセリングが受けられる。
習慣追跡・計画アプリ「Rabit」
日々の習慣をトラッキングし、目標を管理するアプリの「Rabit」は、今回のピックアップの中で最も実用的なアプリと言える。このアプリは、ユーザーが目指すゴールを管理しやすい形にブレークダウンすることを助けてくれる。さらに、認知行動療法のセッションで学ぶようなテクニックも学べる。